2018年2月14日 (水)

アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)

Kyokookazaki



小沢健二の新曲『アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)』が届いた。

岡崎京子原作の映画『リバーズ・エッジ』を描き下ろすというのを知ってから、
歌詞だけが公開されていたのですが、
その内容があまりにも岡崎さんへ宛てられた手紙のような内容であることと、
発売日をバレンタインデーに当てて来たことで、
久々にどうしても"「この日」に聴かねばならない一枚"として心待ちにしておりました。

そんなわけで購入しましたニューシングル、
「歌詞が重いので多分バラードだろう」という大方の予想を裏切って思いのほか軽快な曲調で驚きました。

日々を奏でるアルペジオが懐かしさを増幅させて、
どこか物哀しさは漂うけれど…。

聴き終わってまず感じたのは、
'90年代の絶頂期に過ごした小沢君と岡崎さんの時間と、
現在の大人になったふたりの関係が、
あの事故の日からまるで魔法のトンネルの入口と出口が繋がったような、そんなステキな楽曲でした。

何故、今『リバーズ・エッジ』が映画化されるのか、
その辺りはよく知りませんけど、
きっと小沢健二の帰還と何か魔法的な繋がりがあるのかも知れません。

4分無い楽曲ですが、
情報量が凄いので何度も聴いて、またいろいろ発見したいと思います。

変形特殊ジャケもあの値段でpayするのか?心配だったりしますけど、
凝っててお洒落だし、保管モノですね。

あと、満島ひかりさんとの『ラブリー(ラブリー、東京湾上屋形船Liveは雨)』のセッション(※YoutubeやらApple Musicやらでも公開中)も収録されていて、
なんだかお得で泣ける一枚でした。




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2017年12月29日 (金)

GO!GO!レルヒさん

Reruhi3



新潟県のご当地キャラであるレルヒさんのうた『GO!GO!レルヒさん』を聴いてみた。

このテのCDではキャラ本人パターンとかもあるけれど、
この曲はシュプール音楽隊というご当地アイドル(?)みたいな女の子が歌っているタイプのものです。

簡単にいうと「おしえてレルヒさん」ていうポーズを主とした内容のうたなのですが、
新潟の名産とか歌詞に出て来るのかな?と期待しつつ聴いてましたが、
わりと問いかけばかりでそれにたいしてレルヒさんの解答が無いまま、というヘンテコな内容でした。

…もしかして新潟には何も無いのか?(w
なんて思ってしまうほど。(※歌詞に出て来るのはウコンとお米とTRAIN?くらい)

けど、結構歌が上手なのが注目で、
字余りで早口の歌詞とかもちゃんと聞き取れるのが素晴らしいです。

わりと謎だけを残した曲でしたが、
妙に耳に残る一曲です。

カップリングの『おいし♪たのし♪うれし♪』も変に頭の中でリピートしてしまいますが、
「お土産開けたらみんなに笑顔が広がって…」って歌詞のわりに物産名が無いのが…(w

謎が謎を呼ぶ一枚でした。




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2017年11月24日 (金)

ユートピア

Facevagina



ビョークの2年10ヶ月ぶりの新譜『ユートピア』を聴いた。

前作がヘヴィー過ぎてツアーを中止した程だから、
もっと待たねばならないかと思ってたけど、
意外に早く新譜がリリースされました。

本人曰く、「ユートピアを探し出すレシピを考案する」らしく、
肉体と精神の浄化を描いたような作品となっていた。

音的にも今回はフルートを多用していて、
どことなく明るく希望を感じるサウンドだった。

「愛をググる」ってことばがなかなか良かったです。

じわじわと心に染みて来るような一枚だと思います。




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2017年7月28日 (金)

セレスト

Img_4111



デュオ・シエルのアルバム『セレスト』を聴いた。

ジュール・ムーケ、ガブリエル・フォーレ、フランシス・プーランク、
カミーユ・サン=サーンス、ギィ・ロパルツ、
ジャック・イベール、セシル・シャミナードといったフランスの名だたる作曲家によるフルート&ピアノの楽曲が収録されている。
1枚に14トラックで70分というボリュームも凄い。
ミッシェル・モラゲス氏のコメントにもあるように、
両名のフランス国への愛情がこの贅沢な一枚となって結晶化されたのかも知れない。

ファンタジックな選曲によるトータル・コンセプトも素晴らしいが、
「フルートとピアノのためのソナチネ」や「戯れ」など、比較的珍しい楽曲など、
それぞれがそれぞれに個性を放っており、
まさにそれはフランスのお国柄を体現しているかのよう。

演奏もビブラートを抑えた最新のフランス・スタイルでありながら、
かつ、時に鋭く時に伸びやかに、深く感情を込めた表現は実に安定感がある。

ピアノとのコンビネーションもよく、
終始聴く者を飽きさせない

プロフィールによると、
両者共に関西の御出身のようだが、
筆者と同じ関西からこのような演奏者が出たことに若干の驚きと親近感を抱くと共に、強く悦ばしく思う。

真夏の暑さを感じさせないような清涼感ある美しくお洒落な一枚である。

今年の夏はこの一枚があれば扇風機は要らない!(whappy02

【トラックリスト】
1.パンの笛/ジュール・ムーケ 1.パンと羊飼いたち
2.パンの笛/ジュール・ムーケ 2.パンと小鳥たち
3.パンの笛/ジュール・ムーケ 3.パンとニンフたち
4.ファンタジー作品79/ガブリエル・フォーレ
5.ソナタ/フランシス・プーランク 1.Allegro malincolico
6.ソナタ/フランシス・プーランク 2.Cantilena
7.ソナタ/フランシス・プーランク 3.Presto giocoso
8.ロマンス作品37/カミーユ・サン=サーンス
9.フルートとピアノのためのソナチネ/ギィ・ロパルツ 1.Tres modere
10.フルートとピアノのためのソナチネ/ギィ・ロパルツ 2.Tres lent
11.フルートとピアノのためのソナチネ/ギィ・ロパルツ 3.Assez vif
12.戯れ/ジャック・イベール 1.活発に
13.戯れ/ジャック・イベール 2.優しく
14.コンチェルティーノ作品107/セシル・シャミナード


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2017年6月21日 (水)

【勝新歌大箱】 歌いまくりまくりまくる勝新太郎

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梅雨に入り静かな夜が街を包む頃『【勝新歌大箱】 歌いまくりまくりまくる勝新太郎』を目を閉じて聴いた。

と、云っても、時間に制限があるため、
総てを一気に聴くのは至難の業であり、11枚もあるCdよりあれやこれやとチョイスして聴いたに過ぎないが。
(※12枚目はライヴDVD)

最近wowowで連続放送された『悪名』なんかからよく聴いたかな。

資料的に収録アルバム名でも列挙しておきますと、
『ザ・マン・ネヴァー・ギブ・アップ』『歌いまくる勝新太郎』
『勝新太郎』『古賀メロディーを歌う』
『夜の世界』『座頭市子守唄』『さらに歌いまくる勝新太郎』
『さらにさらに歌いまくる勝新太郎』
DVD『勝新太郎 王道』
ボーナス・ディスク『座頭市大映コレクション』
『遊びばなし-うたとはなしと三味線と』
『もういちど、遊びばなし』

が一挙に紙ジャケット仕様でぶち込まれております。Katsusin2

ムード歌謡からスタンダードまで、懐の広い選曲で、勝新節を堪能しました。
晩年は歌唱力が落ちてましたけど、
若い頃は巧いし、聴き惚れます。

裕次郎のカバーとかもいいお。

ライブでは三味線も披露していたり、多芸振りも流石ですが、
「遊びばなし」では中村玉緒が喋っているトラックがわりと入っててなんか変に笑いを誘う。

映画内で歌ってた諸々の音源とかも是非入れて欲しかったですけど、
このボックスが今のところ一盤ごっついのでお気に入りです。

男なら一聴デス!Katusin3




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2017年6月 9日 (金)

夜ごとに太る女のために

Debu



最近肥え始めて来た様な気がするので、
キャラヴァン『夜ごとに太る女のために』を聴いた。

'70年代のカンタベリー・シーンの重要盤にしてこの変なタイトルが未だに刺戟的だな。

メモリー・レインに始まり、なんとも壮大な、かつロック色の強い楽曲が、
メドレー的構成曲もあるので余計にめくるめく展開で愉しませてくれる。

それでいてしっかりと郷愁も感じさせてくれるし、素晴らしい作品だな、と思います。

意識して聴いて欲しいのはジェフ・リチャードソンの奏でるヴィオラが、実に効果的である点かな。

聴いた後、少し痩せた気がする




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2017年5月31日 (水)

宇宙の探訪者

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ベガーズ・オペラ
の'72年のアルバム『宇宙の探訪者』を聴いた。

マーティン・グリフィス、アラン・パーク、リッキー・ガーディナー、
ゴードン・セラー、レイ・ウィルソンの5人編成の時代の3rdアルバムだ。

ちょっとキーボードの女性がいた時期もあったけど、
このアルバムではその5人だけの演奏となっている。

後期、(末期?)の頃がリアルタイムだったけど、
このアルバム辺りがベガーズ・オペラのピークだったんだな、と今振り返るとよく判る。

'72年のイギリスといえば、プログレの盛期だけども、
ベガーズ・オペラという名前に恥じず(?)、
いい意味でチャチさを残していてとてもポップ色が強くて、わりと好きだ。

リチャード・ハリスの「マッカーサー・パーク」のカバーも非常にいいデキなので是非。



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2017年5月10日 (水)

超LIFE~小沢健二SPECIAL

Jinsei



小沢健二のアルバム『LIFE』発売から20年を迎えた2014年の記念としてスペースシャワーTVでオンエアされた特別番組「超LIFE~小沢健二SPECIAL」のdvdを観た。

今年リリースされた『流動体について』以降、長年喉の奥あたりに詰まっていた彼の歌詞がストンと胸に落ちた気がして、
聴き返す時間が増えて来たところ、学生時代よく聴いていた『LIFE』も当然ながら怖ろしく名盤ということもありまして、
未見だったこのdvdにまでちょいと手を伸ばしてみました。

アルバム製作時のスタッフやスカパラ、スチャダラ等のインタヴューなんかを織り交ぜながら、
PVとか貴重な映像を含めて楽曲も充分に愉しめる1枚となっていてなかなか満足度の高い内容でした。

エピソード的な話しも興味深く、それも含めてJポップ屈指の名盤『LIFE』製作時の全体像が浮かび上がってくるようで、
実に素晴らしいアンソロジー番組だな、と思いました。

貴重映像としては「ブギーバック」のライヴ映像とかも驚くほどに凄かった。
当時のあの瞬間のあの場の熱気、僕らニヒリズムの世代にもこんな時代があったんだ、という驚き。
僕のアーバン・ブルーズへの貢献。

当時、元ネタ探しして愉しんでたオザケンの曲を別の純粋なポップス目線から再確認してみると、
もっと真っ直ぐ向き合っておくべきだった気もします。

僕の青春へのアンチテーゼとして彼の音楽があったからこそ、
僕はこうして立派な大人になれたし、
だから大人になった今こそ本当に総てを祝福できるのかも知れません。

つまり、この『超LIFE』によって、
オザケンは僕にとって一生ライバルなんだと否が応でも再確認させられた次第です。

これからも負けないように頑張りますので、皆さん、応援して下さい。smile

僕の小沢健二への貢献。

Jinsei2




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2017年3月29日 (水)

甦りしものとアルデバランの星の歌

Mesiyan



フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団(指揮/チョン・ミュンフン)によります『メシアン:峡谷から星たちへ…』を聴く。

オリヴィエ・メシアンが1976年のアメリカ合衆国二百年祭を記念して作曲した作品だ。

モンハンっぽいタイトルが多いからか、『ダブルクロス』の合間にちょくちょく再生して聴いたりしている。

雄大で自由ないかにも現代音楽らしい部分があるけど、
自然への畏怖みたいなものも全体に感じる魅力ある楽曲だ。



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2017年3月 5日 (日)

流動体について

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小沢健二が19年振りにリリースしたシングル『流動体について』について書こうと思う。

近年もときどき活動をしているのは知っていたけど、
絶頂期の末期に多くシングルを残しつつもアルバムという形に出来なかった時期があっての渡米だったので、
今もその時期の作品はわりと宙ぶらりんになっている気がしていた。

そんな小沢健二を長く赦せなかった自分がいたけど、
今回このシングルを聴いて、ようやく彼を赦せる時期になったのだと理解した。

それはお互いにとても長かった時間だったけれど、
宇宙の時間からすればほんの一瞬のことなのかも知れない。

『ミュージックステーション』や『NEWS ZERO』で今の小沢健二を拝見したけど、
つまらない大人にはなっていなかったし、
すっかり安心した。

映像が浮かぶ歌詞と疾走感あるこの『流動体について』は、
本当に今の社会に浮かぶ自分の姿を映し出したような、涙の浮かぶような素晴らしい楽曲でした。

かつて小沢健二が流れていた時代が、
一番甘美で幸福だった気がするのも勘違いではなかったようだ。

この幸福がNEWアルバムという形になってこの後も続いてくれたらと願います。

ちなみにCDは一瞬だけで消えた気もするまさかの"7インチ紙ジャケCD"でのリリース。

意外と歌詞とか読み易くて気に入っております。(w

 

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