2018年7月 4日 (水)

初恋

Tekaru






宇多田ヒカルさんのアルバム『初恋』を聴く。

ジャケットの宇多田もだんだん老けていくなぁ、なんてしみじみ想いながらも、
Cdショップで見つめられるとうるさいほどに胸が高鳴り、購入してしまった。

まず冒頭の『Play A Love Song』を聴いた瞬間、不安と戦い、聴くことを躊躇していた僕は一人静かに内省す。

いつもと変わらぬ歌声、いや、むしろ艶やかで美しくなっているその声に素直に僕の耳が喜んだ。

そのあと『あなた』から『初恋』と立て続けに収録されているけど、
どちらも名曲過ぎていて、1枚のアルバムに入れておくのが勿体ないくらい。

その辺はnhkの『songs』でも披露されたけど、
『Good Night』だとか普通に身体に染みて来るくらいで、
ベストアルバムかと言いたくなるくらい捨て曲ナシの名曲揃いだと想う。

あらためて1フレーズの雄弁さが宇多田ヒカルの魅力だと思い知らされました。

違和感があるとしたら『パクチーの唄』だけど、
凄く"反戦平和的な内容"で全体のスパイスとして効いている気がした。

このアルバムはまさに宇多田ヒカルのこの世界への愛が詰まった珠玉の名盤であり、最高傑作だと想います。

そんなこんなでゲットして来た「うたマガ vol.7」ですが、
まさかの16年振りとは驚きました。coldsweats02Utamag7

当時、僕がブログで意地悪く「宇多田の字が汚い」と笑いものにしていたのが、憶い出されます。

★2001年12月27日 (木)「気分爽快おな日記・十二月七日『幻滅大戦』」参照
http://lovesexy.cocolog-nifty.com/monariza/2001/12/post-edce.html

★2002年2月 9日 (土)「ソルトレークおな日記・2002年2月号・二月三日『光』」参照
http://lovesexy.cocolog-nifty.com/monariza/2002/02/20022-f09a.html

16年経った今回もまだ汚かったです…(wcoldsweats01sign03Tekarumoji

僕はてっきり「人間活動」ってこうゆうところを直して行ってるのかと想ってたゾ-☆!!(w

16年経っても相変わらずな僕ですが、
このアルバムは何年後も僕のように変わることなく聴けると想いますので是非。wink

Hatukoi

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2018年7月 1日 (日)

昔はよかったね

Yokatcha



マッコイ・タイナーの1989年のソロアルバム『昔はよかったね(Things Aint What They Used to be)』を聴く。

ジョン・コルトレーン・グループの時代のものも勿論良いのだが、
結構歳いってからのこのアルバムみたいなのも結構好きですね。

昔はよかったね、とか言いつつも「今だっていいじゃん」的な感想を素直に持ちました。

ジョン・スコフィールドとジョン・アダムスが参加しおりますが、
個人的にはピアノオンリーの曲の方が好きでした。

特徴としてオリジナルが目立つのもありますが、
マッコイの職人的な情熱を感じる一枚と言えるでしょう。




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2018年6月29日 (金)

オレを生きる

Wakeup


エレファントカシマシ
のアルバム『WAKE UP』を寝起きに聴く。

勿論6月6日の発売日には買いましたが、ある程度聴き込んでから感想とか書こうと思っていたので、
御紹介が今頃になりました。

伊達にシングルがヒットしたりするので忘れられがちですが、
昔からエレカシはアルバム毎のコンセプトがちゃんと決まっていて、
それこそアルバムとしての完成度みたいなものが基準にあって、
何曲シングルが入ってるから、みたいな容易な判断だけでは済まされないところがある。

今回も何曲も最近リリースされたシングル曲が収録されていて、
聴く前から何やら豪華な雰囲気でしたが、
先に述べたように全体を通して聴いてみて判断したところ、
全く迷いのない一本通った内容で、問題なく傑作だと云えます。

前作もかなりの名盤だと思いましたが、今回もそれくらいの出来栄えな気がします。coldsweats02

今回は50代の宮本浩次が、年齢をかなり意識し始めているのが天才曲『Easy Go』の歌詞(「神様俺は今人生のどのあたり」)にあるように、
切実であるように感じた。

その上で、宮本は過去を振り切り、"今"を生き、未来を目指している。

とにかく齢を意識しながらもそれでも怯まない、そんな強い意思の塊のようなアルバムで、
ただただパワーで溢れている。

だから勿論、聴く者も強いエネルギーを受け取って元気になる。

(吸い取る音楽じゃないのが素晴らしいよね。)

まるで理想的な人間発電機みたいな音楽ではないか。

聴けば聴くほど味が出るのも毎度の如くなんで、
日々愛聴しております。

宮本と同じ年齢になったとき、
また違う聴こえ方すんのかな、という愉しみも未来に残しつつ僕も今日を生きています。

p.s.プロモdvdもなかなか面白かったです。特にアニソン風のとかツボでした。あと、特典Cdのデモ音源は毎回それなりに面白いですね。いつもライブ音源や映像を特典に付けたりしていて、
良い意味で売り方も巧いと感心します。昔、あんだけ売れなかったのが不思議なくらいのビッグなバンドになったのは本当にファンとして誇りに思います。



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2018年6月26日 (火)

モーツァルト:ピアノ協奏曲第17(K・453)・18番(K.456)

Pianosif

アンドラーシュ・シフ(ピアノ)/シャンドルヴェーグ(指揮),モーツァルテウム・カメラータ・アカデミカ・ザルツブルクのアルバム『モーツァルト:ピアノ協奏曲第17(K・453)・18番(K.456)』を聴く。

ちょっと前にシフのメンデルスゾーンの演奏を御紹介しましたけども、
その流れで資料部屋から取り出して聴いてみたわけですが、
シャンドル・ヴェーグとの一体感のある演奏は大迫よりもハンパない。

あらためてモーツァルトのわりに力強いインパクトあるピアノ演奏は、
かのエドウィン・フィッシャーの影響のように感じた一枚。




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2018年6月24日 (日)

ヴェネツィアの舟歌

Mugonkasyu

今日は黙ったまま独り部屋でアンドラーシュ・シフ『メンデルスゾーン:無言歌集』を聴いた。

19世紀のロマン派の時代に発達したピアノ小品の作品は難解さではなく、
むしろ一般的に判り易い表現豊かな楽曲が多い。

そんな中でのメンデルスゾーンの「無言歌」はそれこそ歌を口遊むような気楽さで心が弾む。

全48曲というまるで48手のような無言歌集のうち、
22曲を抜粋したこのアンドラーシュ・シフのアルバムは、
演奏は勿論素晴らしいけど、全体が短い曲の集まりだと忘れさせてくれるようなぷよぷよ22連鎖コンボみたいな構成になっていて、とても聴き易い。




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2018年6月22日 (金)

蜂が蜜を集める瞬間

Zigzagtrio


ジグ・ザグ・トリオ
のアルバム『蜂が蜜を集める瞬間(とき)』を聴く。

ブルガリアン・エスノ・ジャズという洗練されたワールド・ミュージックという感じの曲で、
ジプシー的な音色がちょっと良い味付けになっている。

何といってもペーター・ラルチェフのアコーディオンが魅力的で、
ときに軽快で、ときに唄うようにやさしい。



蜂蜜のように元気が出る一枚。happy02


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2018年6月21日 (木)

U.S.A.

Ussa



DA PUMPのシングル『U.S.A.』を聴く。

いつの間にかissa以外知らなくなっておりましたが、
つい気になったこの曲ばかりはやっぱプロモV入りのdvd付きに決定。

平野ノラ以降(?)妙に懐古的な音楽業界ではありますが、
この曲はユーロに徹底的にダサいフレーズを乗せながらも未来的にカッコいい楽曲となっておりました。

何より振り付けが最高だし、
相変わらずissaも唄が巧いし、
彼らのキャリアがあってこその-総てがいい方向で結晶化したところが-奇蹟的な一曲だと想います。

今年一番クる曲だと思うので、
年末の紅白とか結構愉しみにしてたりします。

この曲のリリース直後にissaが結婚したのも頷ける…低迷期を乗り越えて何か自信が持てたんでしょうね。

そんなこんなで何となく綴りましたけど、
感想は、たったひと言、「イイネ!」ってことです。

ただ、それだけ。

今の俺がシンプルに好きな曲。




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2018年6月20日 (水)

ジェッディン・デデン

Sankon



『オスマンの響き/トルコの軍楽』を聴く。

小学生から中学生の頃だったかと思うのですが、
確か『なるほど・ザ・ワールド!』で紹介されて、
ちょっとだけトルコ音楽が世間に珍しく興味を持たれた時期がありました。

『ジェッディン・デデン』があまりに日本で有名なのはそういった流れがあったのだと今の人たちにはブログで書き残しておきます。(w

それにしても当時このアルバムはよく聴いていて、
次第にトルコ風呂にまで憧れるようになったのを覚えています。

あらためて今聴くと、
ボルやズルナといった楽器の独特の音色だけでなく、
ユニゾンの旋律と拍子の明確さに魅力を感じた。

あと、
或る意味、民族音楽への興味を掻き立てるのに最良な一枚だった気もします。

もともと郷愁感のある音楽でしたが、
はじめて聴いていた頃を憶い出して、リアルな郷愁感もある一枚になりましたね。




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2018年6月17日 (日)

ファイブ・スポット・アフター・ダーク

Bluesette



カーティス・フラーのアルバム『ブルース・エット』を聴く。

カーティス・フラーのブルース・フィーリングの冴えわたるハーモニーのウォームな響きと、
ベニー・ゴルソンのアレンジが際立って素晴らしい名盤だ。

物憂げな梅雨の時期になると愛聴してしまう。




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2018年6月 9日 (土)

目をむいて食べているあなた

Bon


友川かずき
のアルバム『一人盆踊り』を聴く。

いつだったか、しれっとインディーズ盤としてひっそり世にリリースされた一枚のアルバム。

然りとて、友川のネイキッドな唄であることに変わりなく、
否、むしろより剥き出しの叫びが再生される。

表題曲の「一人盆踊り」なんて自虐的なテーマにして胸倉を掴まれた感じだが、
叫び倒すのがスタイルの常である友川が囁くように、詞を朗読のように唄う「目をむいて食べているあなた」がとにかく秀逸だ。

"狂人は画家であり 病名は歌手であり 医者は観客であり 草木もしくは看護婦は詩人である"のような痺れるようなフレーズが沁みる。

作詞、立松和平の2曲「桃源」「お岩さん」やなんかでも少しいつもとは違った雰囲気を放ち、
「みだらまんだら」「グッドフェローズ」と畳みかけるようにして短いアルバムは終演する。

冗談ではなく、友川こそ本当の意味での「ギター侍」だと感じる。

時代の儚い一枚に過ぎないアルバムだとは思うが、
心が振るえるような眩い閃光を放つ名盤ではないだろうか。

少なくとも僕にとっては。




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