2017年6月21日 (水)

【勝新歌大箱】 歌いまくりまくりまくる勝新太郎

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梅雨に入り静かな夜が街を包む頃『【勝新歌大箱】 歌いまくりまくりまくる勝新太郎』を目を閉じて聴いた。

と、云っても、時間に制限があるため、
総てを一気に聴くのは至難の業であり、11枚もあるCdよりあれやこれやとチョイスして聴いたに過ぎないが。
(※12枚目はライヴDVD)

最近wowowで連続放送された『悪名』なんかからよく聴いたかな。

資料的に収録アルバム名でも列挙しておきますと、
『ザ・マン・ネヴァー・ギブ・アップ』『歌いまくる勝新太郎』
『勝新太郎』『古賀メロディーを歌う』
『夜の世界』『座頭市子守唄』『さらに歌いまくる勝新太郎』
『さらにさらに歌いまくる勝新太郎』
DVD『勝新太郎 王道』
ボーナス・ディスク『座頭市大映コレクション』
『遊びばなし-うたとはなしと三味線と』
『もういちど、遊びばなし』

が一挙に紙ジャケット仕様でぶち込まれております。Katsusin2

ムード歌謡からスタンダードまで、懐の広い選曲で、勝新節を堪能しました。
晩年は歌唱力が落ちてましたけど、
若い頃は巧いし、聴き惚れます。

裕次郎のカバーとかもいいお。

ライブでは三味線も披露していたり、多芸振りも流石ですが、
「遊びばなし」では中村玉緒が喋っているトラックがわりと入っててなんか変に笑いを誘う。

映画内で歌ってた諸々の音源とかも是非入れて欲しかったですけど、
このボックスが今のところ一盤ごっついのでお気に入りです。

男なら一聴デス!Katusin3




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2017年6月 9日 (金)

夜ごとに太る女のために

Debu



最近肥え始めて来た様な気がするので、
キャラヴァン『夜ごとに太る女のために』を聴いた。

'70年代のカンタベリー・シーンの重要盤にしてこの変なタイトルが未だに刺戟的だな。

メモリー・レインに始まり、なんとも壮大な、かつロック色の強い楽曲が、
メドレー的構成曲もあるので余計にめくるめく展開で愉しませてくれる。

それでいてしっかりと郷愁も感じさせてくれるし、素晴らしい作品だな、と思います。

意識して聴いて欲しいのはジェフ・リチャードソンの奏でるヴィオラが、実に効果的である点かな。

聴いた後、少し痩せた気がする




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2017年5月31日 (水)

宇宙の探訪者

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ベガーズ・オペラ
の'72年のアルバム『宇宙の探訪者』を聴いた。

マーティン・グリフィス、アラン・パーク、リッキー・ガーディナー、
ゴードン・セラー、レイ・ウィルソンの5人編成の時代の3rdアルバムだ。

ちょっとキーボードの女性がいた時期もあったけど、
このアルバムではその5人だけの演奏となっている。

後期、(末期?)の頃がリアルタイムだったけど、
このアルバム辺りがベガーズ・オペラのピークだったんだな、と今振り返るとよく判る。

'72年のイギリスといえば、プログレの盛期だけども、
ベガーズ・オペラという名前に恥じず(?)、
いい意味でチャチさを残していてとてもポップ色が強くて、わりと好きだ。

リチャード・ハリスの「マッカーサー・パーク」のカバーも非常にいいデキなので是非。



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2017年5月10日 (水)

超LIFE~小沢健二SPECIAL

Jinsei



小沢健二のアルバム『LIFE』発売から20年を迎えた2014年の記念としてスペースシャワーTVでオンエアされた特別番組「超LIFE~小沢健二SPECIAL」のdvdを観た。

今年リリースされた『流動体について』以降、長年喉の奥あたりに詰まっていた彼の歌詞がストンと胸に落ちた気がして、
聴き返す時間が増えて来たところ、学生時代よく聴いていた『LIFE』も当然ながら怖ろしく名盤ということもありまして、
未見だったこのdvdにまでちょいと手を伸ばしてみました。

アルバム製作時のスタッフやスカパラ、スチャダラ等のインタヴューなんかを織り交ぜながら、
PVとか貴重な映像を含めて楽曲も充分に愉しめる1枚となっていてなかなか満足度の高い内容でした。

エピソード的な話しも興味深く、それも含めてJポップ屈指の名盤『LIFE』製作時の全体像が浮かび上がってくるようで、
実に素晴らしいアンソロジー番組だな、と思いました。

貴重映像としては「ブギーバック」のライヴ映像とかも驚くほどに凄かった。
当時のあの瞬間のあの場の熱気、僕らニヒリズムの世代にもこんな時代があったんだ、という驚き。
僕のアーバン・ブルーズへの貢献。

当時、元ネタ探しして愉しんでたオザケンの曲を別の純粋なポップス目線から再確認してみると、
もっと真っ直ぐ向き合っておくべきだった気もします。

僕の青春へのアンチテーゼとして彼の音楽があったからこそ、
僕はこうして立派な大人になれたし、
だから大人になった今こそ本当に総てを祝福できるのかも知れません。

つまり、この『超LIFE』によって、
オザケンは僕にとって一生ライバルなんだと否が応でも再確認させられた次第です。

これからも負けないように頑張りますので、皆さん、応援して下さい。smile

僕の小沢健二への貢献。

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2017年3月29日 (水)

甦りしものとアルデバランの星の歌

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フランス国立放送フィルハーモニー管弦楽団(指揮/チョン・ミュンフン)によります『メシアン:峡谷から星たちへ…』を聴く。

オリヴィエ・メシアンが1976年のアメリカ合衆国二百年祭を記念して作曲した作品だ。

モンハンっぽいタイトルが多いからか、『ダブルクロス』の合間にちょくちょく再生して聴いたりしている。

雄大で自由ないかにも現代音楽らしい部分があるけど、
自然への畏怖みたいなものも全体に感じる魅力ある楽曲だ。



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2017年3月 5日 (日)

流動体について

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小沢健二が19年振りにリリースしたシングル『流動体について』について書こうと思う。

近年もときどき活動をしているのは知っていたけど、
絶頂期の末期に多くシングルを残しつつもアルバムという形に出来なかった時期があっての渡米だったので、
今もその時期の作品はわりと宙ぶらりんになっている気がしていた。

そんな小沢健二を長く赦せなかった自分がいたけど、
今回このシングルを聴いて、ようやく彼を赦せる時期になったのだと理解した。

それはお互いにとても長かった時間だったけれど、
宇宙の時間からすればほんの一瞬のことなのかも知れない。

『ミュージックステーション』や『NEWS ZERO』で今の小沢健二を拝見したけど、
つまらない大人にはなっていなかったし、
すっかり安心した。

映像が浮かぶ歌詞と疾走感あるこの『流動体について』は、
本当に今の社会に浮かぶ自分の姿を映し出したような、涙の浮かぶような素晴らしい楽曲でした。

かつて小沢健二が流れていた時代が、
一番甘美で幸福だった気がするのも勘違いではなかったようだ。

この幸福がNEWアルバムという形になってこの後も続いてくれたらと願います。

ちなみにCDは一瞬だけで消えた気もするまさかの"7インチ紙ジャケCD"でのリリース。

意外と歌詞とか読み易くて気に入っております。(w

 

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2017年2月 9日 (木)

ビフォア・ザ・ドーン~夜明け前

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ケイト・ブッシュが2014年8月~10月にロンドンのハマースミスで全22公演に渡って行った35年ぶりの舞台「Before The Dawn」のライブ部分を初の音源化
3枚組アルバム『ビフォア・ザ・ドーン~夜明け前』を聴いた。

国内盤の発売予定が2016年12/21から2017年1/25に延期になり、
やがて2/22に延期になり、遂に発売中止という意味不明の展開となり、
慌てて去年末から既に海外ではリリースされまくっていた輸入盤を購入しました。

よって世界の人々よりも2ヵ月も遅れて聴くことになるという情けない顛末に正直イラっとしました。

しかし!

アルバムを再生した瞬間、何もかもが吹き飛ぶような凄まじい感動が身体に染みわたり、
本当に生きてて良かったと思うくらい音楽を思い知らされたというか、
この何十年かの心のヘドロが総て癒された気がしました。

凄い!とにかく凄い!

オマー・ハキム(ウェザー・リポート)、ヴィッド・ローズ(ピーター・ガブリエル・バンド)、ジョン・ギブリンの演奏もさることながら、
ケイト・ブッシュの現在の歌唱が色あせていない、そしてそれが心の奥底まで届く恍惚

ACT1は、『愛のかたち』『レッド・シューズ』『エアリアル』から目ぼしい曲を選曲した感じで、
凄く良いんだけど、更に凄いのはACT2とACT3だ。

ACT2は『愛のかたち』のB面を再現していて、
ACT3は『エアリアル』の2枚目『A Sky of Honey』を再現しているのだ。

何せ思春期に死ぬほど聴いた『愛のかたち』なので、
微妙なアレンジまでも判りつつ、それでいてそのままの部分も完全再現されてあることにまた歓びを感じるという感動の二重構造や!

本当に涙が出そうなくらいACT2には感動した。

ACT3も勿論、最高なんだけど、
その中でも最後に収録されてある「クラウドバスティング」がまた泣ける泣ける。

もうね、ありえないくらい最高のライブ・アルバムですよ、これわ。。。

まぎれもなく、これが天才です。。

確かに、映像も観てみたいし、ブルーレイ出たら100回くらい観ると思うけど、
音から想像する舞台のパフォーマンスもなかなか素敵じゃありませんか、今の時代

今までの自分の人生の中で一番心の深いところに入って来た音楽がケイト・ブッシュだと思ってるんだけど、
それをあらためて認識させられた一枚でした。

録音レベルがクラシックCDくらいなのもなんか全体の臨場感とかをパッケージングした感じで、
そういう意味でも成功している作品だと思います。

2017年最高のアルバム確定でしょう。
(ん?・・・2016年??)




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2017年1月29日 (日)

貝殻のひとりごと

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ドナルド・トランプが選挙に勝利してからというもの、
スーパートランプ『クライム・オブ・センチュリー』なんぞを聴いている。

ケン・スコットを起用した3枚目のアルバムだ。

74年の3rdアルバムなんですが、
'70年代のプログレの凄さをつくづく感じる1枚です。

プログレの曲は長くて暗いムードの印象が強いかと思いますが、
なんかこのアルバムは妙にポップな仕上がりになっているので、
そういう人にはいい感じに入れるかもです。

歌詞にしても、
なんか青春めいた事を歌っているのが逆に不思議なくらい。




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2017年1月28日 (土)

アレグロ・マ・ノン・トロッポ

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ヒラリー・クリントンが選挙に負けてからというもの、
ヒラリー・ハーン(HILARY HAHN)のアルバム『ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲/バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番』ばかり聴いている。

ベートーヴェンの『ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品61』(デイヴィッド・ジンマン指揮ボルティモア交響楽団)は彼の唯一作なので、結構他の演奏と比較しがちなんだけど、
若いヒラリー・ハーンのこの演奏もなかなか秀逸なので週一で聴いてもいいくらいだ。
非常に軽やかで艶がある。
特に第1楽章のカデンツアは充分に聴かせてくれる。

バッハの『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番ハ長調BWV1005』は、バッハ最大と噂の第2楽章の長大なフーガが聴きどころです。

冬の朝にオススメの一枚です。



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2017年1月27日 (金)

クパフカ

Asa



アシャ『ライヴ・イン・パリ』を聴く。

ナイジェリアのソウル・シンガーのアシャ(ASA)のセカンドアルバムになる。

基本的にライヴ・アルバムはあまり好んで聴かないけど、
本当にうまい人のものはむしろライヴ盤-アコースティックん感じだと尚ヨシ-で、
その歌声の真価を見たりすることも多い。

アシャもそんな感じで、こちらのアルバムでの引き語りはなかなか聴ける。

(黒人の女性で眼鏡をかけたアーティストは案外初めてかも知れない)インテリジェンスなルックスを持ち、
ソウルからレゲエ、フォーク、ヨルダなど、多様性のある音楽を奏でる姿も愛らしい。

なにより歌の上手さが切実で胸に響く。

キザイア・ジョーンズとの共演も素晴らしいが、
付属のdvdではヤエル・ナイムマイラ・アンドラーデと同時に共演しており、
超貴重な映像となっている。

とんでもなく素晴らしい瞬間で鳥肌が立った。

今年は酉年だからな。




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