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2017年8月 6日 (日)

シン・ゴジラ

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興行収入80億円超、シリーズ累計観客動員1億人突破と噂の映画『シン・ゴジラ』を観た。

『新世紀エヴァンゲリオン』庵野秀明が総監督・脚本を手掛けたことでも知られる当作品ですが、
正直、思ってたまんまの映画でして、初見の感想としては非常に薄っぺらいものしか心に残りませんでした。

ちょいと説明し難いのですが、"ゴジラ映画"としては結構面白かったのですが、
"映画"としてはまぁまぁな作品というか、
特段素晴らしいとは思えませんでした。スミマセン。

確かに『ゴジラ』による都市の破壊シーンはとにかく凄くて、
どうせCGだろ、とかどうのと言おうが、圧倒的に素晴らしい出来でした。

けど、その視覚的な衝撃を除けば、わりとカスみたいな映画でした。

まさしく、映像的視覚的にはこれまでのゴジラ、怪獣映画の中でも最高レベルのクオリティだと思います。

数年前の『ガメラ』青空撮影画期的でしたけど、それ以上の重量感とか生物感がありましたし、
あと、それこそハリウッド版『ゴジラ』よりも『ゴジラ』らしい画造りで感心しました。
都市に対してのゴジラのスケールが絶妙の感覚だといえます。

ただ、この作品のキモなのは主人公が(多分、長谷川博己なのでしょうが)、
-ゴジラ映画の宿命として仕方ないながら-ゴジラが主人公であるがために、やっぱり存在が小さ過ぎて何も感情移入できないところがあります。

そういう作りにしているのかも知れませんけど、
あれだけセリフを早口でまくしたててドラマを進めていく緊迫感はあるのに、
ゴジラを倒したい殺したい駆除したい"思い"(感情)が何故か伝わって来ない。

かろうじて、名脇役の俳優がリアリティを出しているけど、それ以外の人が人形過ぎているのが原因かも…。…あと、演出不足かな。

それから、大災害に対して官僚も政治家もみんなそうなんだよ、と言いたげではありますが、
机上の空論がメイン過ぎて、
指揮官がゴジラ以外のものに焦らされている様は人によっては面白いと思うんでしょうけど、
むしろそういう描き方自体が古臭く感じてしまった。

要するに震災でさんざ見せられてる光景を皮肉っているわりに、
ツメが甘いというか、どこかでまだ政府を信頼しているのかよ、って気がしてならない。

それで、最期にゴジラをどう処理するのか?ってところですが、
「ああ、ヤシマ作戦か…」と(w。

テンポで2時間乗り切ったのは評価するけど、
それでも「え?これで終わりなの?」と感じたのは矢張り、
根本的に中身が薄いからなんだと思います。

つまらない映画ではありませんが、
正直、『エヴァ』の3分の1くらいの面白さの作品でした。

こんなにヒットするならみんな『エヴァ』観た方がいいよ(w

庵野の実写作品では一番いいかも、だけど、予想の付いた作品でした。




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