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2017年7月27日 (木)

Self-Reference ENGINE

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円城塔の小説『Self-Reference ENGINE』(早川書房)を読んだ。

一応、SFというジャンルになるのだろうか、シュールで摩訶不思議な内容なので、
ひと言ではとても言い表せない。

全20篇のバラバラの短編からなる時空や宇宙を股にかけたとんでもなく壮大な物語なのですが、
読後には全くの無のような感想しか残らない。

かといってつまらないわけでもなく、、、けれども知り合いに薦めるにもちょっとためらわれる謎の一冊。

個人的には前半のそれぞれが孤立したシュールな世界観が少しずつ絡み合って行く様が好きだったのですが、
後半になると巨大知性体の部分がまどろっこしい文章で説明的に広げられるので、
わりと理解するのにしんどかったし、
急に面白さが理数系に方向転換している気がして、今一つ入りきれないのが正直なところでした。

それでも最後まで独特の文章とアイデアとで満ちていて、
大変刺戟的な作品だったので軽く御紹介しときます。

…ときどきぼんやりと妙にこの作品のエピソードを憶い出してしまう変な残響が脳内に未だにあります。

(特に)前半は結構広くオススメ致しますので、是非御一読下さい。

あなたの中の知性体が何かしら刺激を受けるのを期待してます。

p.s.解説文がこんなに有難かった小説は他に無いです。(w



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