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2017年5月28日 (日)

ルーム

Room


レニー・アブラハムソン監督の映画『ルーム』を部屋で観た。

エマ・ドナヒューの『部屋』を原作にし、
フリッツル事件を下敷きにしたこの作品は、
7年間もの間、見知らぬ男に誘拐・監禁された女性ジョイと、
そこで生まされた子どもを描いた物語です。

天窓がある納屋で、テレビや洗面所やベッドもあり生活は出来るものの、
劣悪な薄暗い部屋で母子は暮らしていた。

5歳になるジャックにとってはその部屋こそが世界の総てであり、
テレビの中の出来事は総てフィクションだと信じ込んでいる。

そんな母子が決死の覚悟で脱出を計画する。

とまぁ、これまでの映画だとその脱出がクライマックスとなるのでしょうから、
総ての粗筋を書いてしまったかと思われるかも知れませんが、
この映画にとってはその脱出に関しては通過点に過ぎないので、書いてみました。

映画の中盤で事件が発覚し、無事にふたりは保護されるのですが、
その後に女性の抱えてしまったトラウマや、
元の家族に戻ってから、要するに犯人に生まされた子なので、
その現実とどう向き合うのか、
また、マスメディアの興味の対象として扱われる中で、
母と子の関係を深層心理まで踏み込んで描いてあるところが素晴らしかったです。

アカデミー主演女優賞を受賞したブリー・ラーソンの演技はもとより、
子役のジェイコブ・トレンブレイも素晴らしい演技で、
静かなこの映画がここまで伝えられたのはこのふたりの力が大きかったと思いました。

特に後半に、再び「部屋」を訪れるシーンとかぐっときましたね。

「泣ける映画」みたいに言われがちですが、
個人的には母と子の関係にシンクロしてたわけではないので、
泣きはしませんでしたが、
人が生きる中での幸福であるとか、
家族の絆みたいなものにさまざまな想いを巡らせ、考えさせられた作品です。




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