2020年7月 5日 (日)

大英帝国

Daiei
ジャケのイメージ通りかも。

アメイジング・ブロンデルのアルバム『大英帝国』を聴く。

ジョン・グラッドウィン、テリー・ウィンコット、エドワード・ベイアードによるトリオによる1972年リリースの4作目になります。

中世・ルネサンス音楽因りのアコースティックなサウンドが魅力のトラッドと云うかプログレと云うか…、
エレクトリック・フォークと云うべきか、ちょっと区分が難しい気もする音楽です。

ただ、クラシック色は薄く、伝統的な音色にこだわり、
それでいて格調高くこれだけ暖か味のある音楽にしたのはなかなかの成功例かも知れない。

当時だとそれこそクリムゾンなんかがガンガン行ってた時代なのに、
そういう時代の流れに影響されずに独自の音楽性を貫いた印象があって、
凄く今となっては好感が持てる。

美しいコーラスと心安らぐボーカルで実に癒されますが、
フルートとか好きな遣い方でいいんです。

それこそ英国の王室なんかを想い浮かべてしまう上品さは貴重。

 

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2020年7月 4日 (土)

マチネー/土曜の午後はキッスで始まる

Matinee
青春映画の傑作。

ジョー・ダンテ監督の映画『マチネー/土曜の午後はキッスで始まる』('93年/米)を観る。

大昔に観てずっと好きだった作品だけども、内容もすっかり忘れ、3年前にBlu-rayを発見して購入するも、
今まで開封もせずに棚に入れてあったのですが、
何かに魅かれるように観てみました。

この変なタイミングで何故?と想ったけど、
観ると不思議なくらい今の自分が欲している内容で全く驚いた。

1962年のフロリダを舞台にした作品で、
主人公のジーンは海軍の父親の都合で転校ばかり。
友だちづくりにも消極的になっている孤独な少年は、弟と映画館に行くのだけが愉しみだった。

ある日その映画館で流れたホラー映画監督の新作『MANT!』。
放射能を浴びて誕生した蟻人間の恐怖を描いた映画で、
しかも"アトモ・ビジョン"なる特殊システムで公開されると云う。(※今で云う4DX)

やがてたまたまその話題をきっかけに友だちも出来、気になる女の子なんかも出来始めたジーンは、
偶然にも宣伝しに街にやって来た映画監督ウールジーとも接触。

そして土曜日、遂に公開されることになった『MANT!』を観るため、
少年たちは映画館に脚を向かわせるのだった。


ウィリアム・キャッスルさながらにハッタリ興行師のような映画監督、ウールジーを演じるのがジョン・グッドマン。
彼の演技がハマり役で、この映画の主役みたいなものになっている。
少年・少女たちはわりとそれぞれに均等に役割が与えられている気がしたので、
やはりグッドマンの役割はでかかった気がする。

62年、米露関係が緊迫したキューバ危機の最中で、
核戦争の不安に怯える人々を重ねるように描かれていて、
実際は知らないんだけども、映画館に核シェルターなんかがあったりするくらい街中の人々は核戦争のニュースに怯えている。

その大人の姿と、ホラー映画に怯える子どもたちの姿がダブらせてあるのがとにかくいいなぁ、と。

まさに当時は現実がホラーであって、ホラーが現実なのだ。

その境界線は今よりも曖昧だったかも知れない。

古い時代をノスタルジックかつ滑稽に描きながらも、
今の時代にも何も変わらないものがこの作品には多くある気がした。

誰もが抱いていたきらきらした青春のかけらがそれほど沢山詰め込まれてある。

映画としては"小品"かも知れないけど、
未だに多くの映画ファンに愛されているのはこの普遍性にあると想う。


孤独だった少年は恋をし、やがて大人へと成長する。

このシンプルな物語をB級映画愛と反核をテーマで味付けし、
見事な青春物語を完成させたジョー・ダンテ監督に拍手を送りたい。

インタヴューで彼の私物が多く映画内で使用されているとか訊いて、
何となくこの作品の魅力の謎が解けた気がしました。

かと云って、「映画を愛している」ことにあまえていないのが、名作たる所以。

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p.s.Blu-rayには映画のチラシの縮小版、また、珍しく大槻ケンヂ氏によるライナーなんかも入ってて、
凄くマニア心を満たす形でのリリースに感激しました。

つか、こういう映画こそ4DXでまんま再現してくれたらいいのに。

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2020年7月 3日 (金)

恋と巡礼

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この表紙もいいなぁ・・。

吉田秋生さんの漫画『海街diary8 恋と巡礼』を読む。

とうとう第8巻になりました。

チカの妊娠話しでひと展開ありまして、
それぞれの人間関係の紐がほつれたり固くなったりと凄く自然の流れで描かれていて、
感動が滲み込んで来ます。

会話劇がこのなんとも云えないいい雰囲気を創っているのでしょうか。
本筋とは関係ない会話があちこちでブワーっと出て来る賑やかなシーンがこの作品ではよくありますが、
よくよく考えたらこういう余計な会話とか他の漫画ではあまりないかも。

それはそうと、どれくらいのペースでこの作品を描いてたのだろうと気になってみてみると、
4ヶ月に1話くらいのペースのようでした。

相当、練り込まれてるので、1ヶ月ってこともないかと想ってましたけど、
やっぱそれくらいかけてたんですね。

この完成度、納得です。

それで今後、ずっと読まれるくらいの不朽の漫画が出来たし、今後もじっくり煮詰めるペースで作品を発表して欲しいです。

それにしても、、すずの恋の進展が遅すぎるのは今頃気になってきました。

次巻に期待(w

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2020年7月 2日 (木)

TBSドラマ『凪のお暇』

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コナリミサト原作のTBSドラマ『凪のお暇』を観る。

原作漫画の方は以前から何度か御紹介するほど大好きなんですが、
それだけにドラマ版は嬉しくもあり、ちょっと不安もありで、
観るのが滞っておりました。

感想から云うと、丁寧に創り込まれた素晴らしいドラマ化で、
非常に満足しております。

大島凪役の黒木華さんもイメージと違うかな?と心配しておりましたが、
後半はもうこの人しかいないくらい凪でしたし、
我聞慎二役の高橋一生の糞男ぷり、
ゴン役の中村倫也のカッコよさ、その他の市川実日子、片平なぎさ、吉田羊、武田真治、三田佳子らみんなイメージ通りで素晴らしかったです。

あえて特筆するなら武田真治のバーのママは役どころとしてもドラマのオリジナル臭があってちょっと冒険だった筈。
そこに彼をキャスティングしたのは成功だな、と。
もともとコメディのノリも巧い役者ではありましたけど、今回でもかなり株を上げましたね。

原作はまだ連載途中なので、
終わり方も気になってましたけど、
後半はドラマのオリジナルの展開を入れたりして、
きっちりとまとめてたのがこれまた最高でした。

慾を云えば10話で終わるのは勿体ない出来でしたが、
これはこれでコンパクトにまとめたのでヨシとしましょうか。

原作次第では続編もなんとかやって欲しいなんて期待もありますが。

久しぶりに明るく愉しい、そしてちょっと"家族"とか考えさせられる傑作を観ました。

みんなどこか壊れてるひとたちですが、
それを互いに修復するのが"家族"なのかも知れません。(血の繋がりだけでなく)
 
ボロアパートの人たち含め、
家族の物語だったのだと想います。

ほんと面白かった。

漫画読んでハマった人にもオススメ出来る一作。

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2020年7月 1日 (水)

パティスリー アソートメント(ゴディバ)

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めちゃうまいですやん。

ファンの方より、ゴディバというお菓子メーカーの『パティスリー アソートメント』を戴きました。

ケークとフィナンシェとディアマン・クッキーのセットになっているもので、
大変に美味しかったです。

どうもありがとうございました。

これからもファンの皆様のためにぶろぐを更新し続けます!

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2020年6月30日 (火)

風の谷のナウシカ

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当時無かった映画館で観る奇蹟。

スタジオジブリ作品が3週間限定で4作品、全国の映画館で上映されることになった。

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外道戦記以外は観ねば。

早速、宮崎駿監督の映画『風の谷のナウシカ』を観に行って参りました。

『ナウシカ』と云えば、公開当時は小学生くらいだったので、
もうまさか2020年に劇場で公開されるなんて想いもしておりませんでした。

もう、説明の必要もない名作ですので、
その辺は省略して…、(w
未来設定のファンタジー色の強いSF作品、ってところでしょうか。

まんまエコロジー的なメッセージが強く出てますが、
のちに原作では環境学の観点でも相当深いところまで行っていたので、
原作を読まれることを強くオススメします。

今回観て気付いたところとか、
メモがてら書きますが、
そこそこの文明でありながら通信機がない設定はあらためて凄いな、と。

無線や電話があれば、最後のクライマックスなんて電話一本で終わっちゃいますから(w

あとはですね、腐った巨神兵をあんなに我を忘れた王蟲が避けてるのとかちょっと注目でしたね。(w

他に気になったのは動画ですか。

始まりと終わりの画の間の画がちょっと作画がイマイチだったところとか何ヶ所かありました。
時間や予算、人材の都合なんでしょう。

けど、ちょっとそういう時代の中で必死で創っている手づくりな部分を肌で感じて凄く熱かったです。

それにしても、リアルにマスクなんかして映画観てると4Dみたいで…内容と現実が重なって感じ、

ちょっと貴重な体験だった気もします。

p.s.もぎりの女性がチケット出しても一向にもぎらないので不思議でしたが、コロナ対策でもぎらなくなったのでしょう。知らんからとまどったわ。(w。あと、飲食中はマスク外してもいいってルールはわりと謎でした。全部気持ちは判りますが、今の社会は何かと混乱し過ぎです。

 

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今日からうぢ坊は!

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フルーツパフェ&サンドセット[COFFEE&LOUNGE マドカ]

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軽食セットがかなりお安いのが魅力

カンカンデリーな暑さに喉が渇いたので『COFFEE&LOUNGE マドカ』(栄町5)さんへ行きました。

サンドセットとフルーツパフェで満腹に。

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想えば初めて此処で注文したのがこのサンドでした。

前回も想ったけど、意外と珍しいタイプのサンドイッチかも。

以前も頼んだことあったのに気づき、
急遽、フルーツパフェも注文しましたが、
くだものたっぷりで食べ応えもありました。

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美味しいフルーツたっぷり

今日はお客さんも多くて、そろそろ飲食店お助け隊も平常通りの運行に戻してもよさげのようです。

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くつろぎまくれる空間。

 


ウヂュラン評価:★★

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2020年6月29日 (月)

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

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ギャレス・エドワーズ監督の映画『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』を観る。

エピソードⅣ(1作目)の少し前の時期を舞台にしたスピンオフ的な作品で、
公開時期はエピソード7と8の中間の2016年、わりと最近の作品になります。

シリーズ1作目にしてレイア姫がR2-D2に託したデス・スターの設計図がどのような死闘の末に手に入れたものだったのか、
父と娘、その他の名もなき戦士たちの物語ですが、
もしかしたらある意味一番スターウォーズ的ともいえるかも知れない。

もともと無名に近い役者ばかり出てた作品だったし、そういう意味でですが雰囲気が似ています。

まぁ、そういうのはひとまず置いといて、、、
ディズニーの製作になってからのアクションシーンがやっぱ凄いです。

物語としても期待を裏切らず、親子の絆とかも織り交ぜて来るし、
本筋のシリーズに組み込んでもよさそうな一作に仕上がっている。

最後にレイア姫が出て来るシーンとかゾワっとしました。

ただ、予備知識ゼロで観たとき、どの時代の話しなのかがなかなか判りづらかったのは正直なところ。

これ一作からでも愉しめるくらいのものはありますが、
それはシリーズ故のサーガ(性)でしょうか。

 

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親子丼定食[めん茶屋きなさ神戸ハーバーランド店]

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きなさに来なさい。

モザイク2階にある『めん茶屋 きなさ 神戸ハーバーランド店』さんで、
「親子丼定食」を戴きました。

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アツアツのおうどんが逆にいい季節。

前回は9年振りになりましたが、今回は3ヶ月ぶりくらいになりましたかね。

永くハーバーを支えるおうどん屋さんですので、
味もしっかりしてるし、とても美味しかったです。

親子丼も小さいわりにボリュームあって、量的にも満足です。

コロナ対策も徹底しているので安心なのか、
この暑い中のおうどん屋さんにしてはお客さんも帰って来てましたね。


ウヂュラン評価:★★★

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2020年6月28日 (日)

バーバパパどら焼き

Babapapa2020
食べ過ぎるとお腹がバーバートリックしちゃうかも(w

浅草は「梅園」さんのどら焼きが『バーバパパ』とコラボしてたので買ってみた。

あまりに可愛いのでつい。

重量が結構あって、ズッシリと来るほどあんこがビッチリでした。

ちなみにつぶあん。

しっぽまであんこだよ!(w

※モジャだけ栗さんが入っているみたいでした。

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シベリウス:交響曲第2番

 


Siberius

ヴラディーミル・アシュケナージ(指揮)、フィルハーモニア管弦楽団のアルバム『シベリウス:交響曲第2番/交響詩「フィンランディア」「カレリア」組曲』を聴く。


当時ロシア帝政下のフィンランドでシベリウスが作曲した傑作交響曲でありますが、
フィンランド民に大きな希望を与えたこともある希望と勇気に満ちている。


その曲をソビエト生まれのアシュケナージが指揮するというのがなんとも皮肉で、
他にも演奏はあるけど、ついこの演奏をチョイスしてしまう。


 

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2020年6月27日 (土)

ソロモンの偽証

Soromon
ピュアな中学生たちの輝かしさよ。

宮部みゆき原作、成島出監督の映画『ソロモンの偽証 事件/裁判』を観る。

だいぶ前に観て内容も忘れがちになっていたので久しぶりに鑑賞した次第です。
(※こういう時のために一応、ブルーレイは買っておいた(w)


クリスマスの朝、記録的な大雪の日、城東第三中学校の校庭で2年A組の生徒・柏木卓也の死体を主人公の少女、藤野涼子。

警察は飛び降り自殺だと判断するが、学校や彼女の元に、
不良少年の大出俊次をリーダーとするいじめグループによる殺人だったと訴える匿名の告発状が届く。

それを嗅ぎつけたマスコミの報道や学校の対応に、傷ついた生徒たちが、
自分たちで真実を突き止めたいと、
学校内裁判の開廷を提案する…。

というのがおおまかなあらすじになります。

前・後編に分かれた長い作品でしたが、
多分、それじゃ足りなかったのでしょう、ってくらいちょっと自殺した少年への掘り下げが足りなかったり、
殺人を犯したグループの少年たちが裁判に出てなかったり、ちょっと気になるところもありましたが、
やはりなかなか面白い映画でした。

正直、脚本が雑なところもあったり、
映画としての格式は前回紹介した『ノルウェイの森』なんかと較べると落ちますけど、
それでもエンターテイメント作品としては充分に評価できる一作でした。

演技としては子役(中学生)が多いので、微笑ましいレベルの仔もいたりしましたけど、
主役の藤野涼子(役名同じ)の演技は凄く善かったりした。

無言でのシーンなんかも画がもつし、なかなかの存在感で、
彼女を観ているだけでも充分満足できるほど。

事件の真相もそれなりに意外性もあったし、
いい映画でした。

なにより、この時期の少年・少女がこうやって真剣に何かに取り組む姿を描いた映画とか好きなのもあって、
超名作とは云わないまでも、これからもたまには当時の自分を重ねる気持ちで観てみたい作品になったかな、と想います。

 

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2020年6月26日 (金)

ルッキング・アット・バード

Archie-shepp
いかにもジャズなジャケもカッコイイ。


アーチー・シェップのアルバム『ルッキング・アット・バード』を聴く。

ブルーノートほど有名ではないにせよスティープル・チェイスからのアルバムもなかなかの優れた作品が多い。

アーチー・シェップとニールス・ペデルセン(Niels-Henning Ørsted Pedersen)によるデュオ・アルバムですが、
チャーリー・パーカー作品に焦点を当てながらふたりの個性がぶつかり合った名盤だと云えます。

エモーショナルなアーチーのテナーも炸裂するが、
ニールスノベースがとにかく躍動感があって素晴らしいのでオススメだ。

黒人問題に真正面から立ち向かったアーチー・シェップが、黒人音楽の伝統に挑んだこのアルバムを、
今だからこそ聴いて欲しい気がします。

※無意識ながら久々に聴いたのはそういった運命がそうさせたのかも、です。

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2020年6月25日 (木)

あの日の青空

Anohinoaozora
姉たちの恋がそれぞれ落ち着き始める7巻。

吉田秋生さんの漫画『海街diary7 あの日の青空』を読む。


すずが進路に迷ったり、
姉3人の恋愛も進展を見せた第7巻。

もうすぐ終わってしまうのかと想うとなんだか淋しいほどキャラクターに気持ちが湧いている自分に気づく。

すずを中心に周囲の複雑な人間関係がだいぶひとまとまりになって、
「山猫亭」のオッサンもようやっとすずたち姉妹を全員認識するに至りましたね。

いろんな登場人物が無理なく繋がっていて、
その内輪に向かって行くほど物語の深さとなって行く辺りが凄いです。

今まで読んでなかったのが情けないくらいの名作で愕いております。

今後何十年と愛され語られるような作品です、これは。

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2020年6月24日 (水)

PELICULAS

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国内盤とかは無いぽい。

アルゼンチンのプログレバンド、LA MAQUINA DE HACER PAJAROS(ラ・マキーナ・デ・アセール・パハロス/ラ・マキナ・デ・アセール・パハーロス/ラ・マクイナ・デ・ヘーサー・パジャロス)のアルバム『PELICULAS』を聴く。

どう読めば正解かは未だによく判らん…(w

スイ・ヘリネスのチャーリー・ガルシアを擁した1977年の作品になります。

プログレに区分されますが、ジャズ・ロックとも云われたりもするほど、
所謂プログレぽい長尺な曲も無く、あっさりしていて聴き易い。
とはいえ、シンフォとストリングスがメロディアスで抒情的なのはやっぱ典型的なプログレなんですけどね。

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2020年6月23日 (火)

ノルウェイの森

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未だに名作。

トラン・アン・ユン監督の映画『ノルウェイの森』を観る。

発売当時【コンプリート・エディション3枚組】を購入するほど気に入っていたのだが、
ぶろぐに書くのはこれが初めてになる。


最初に観てから実に10年も経過してしまったという時間の流れの速さを感じる齢になった。
村上春樹の原作を読んでからだと30年以上は経っているのかも。

本当に長い間自分の中で燻ぶるようにこの『ノルウェイの森』という物語は存在して来た作品だ。


高校時代(僕が原作を読んだのと同じ年齢だ)に親友のキズキを自殺で失い、
東京へ逃げるようにして出て来た主人公ワタナベ(松山ケンイチ)だったが、
そこでキズキの幼馴染であり恋人だった直子(菊地凛子)と再会する。

ふたりはお互いの心の傷を埋めるようにして付き合いを深めて行くが、
二十歳の誕生日を機に直子はの療養所に入院することになる。

同時期に大学で緑(水原希子)と出逢い、他の女性とも関係を持つが、
直子に対する恋と人間的責任のようなものを感じながらワタナベは暮らしていく…。

純愛をひとつのテーマにした作品であり、
それこそ読者それぞれのイメージが強く投影されたベストセラーなのですが、
トラン・アン・ユン監督がその点は見事なキャスティングを含め映像化したと想う。

特に菊地凛子のメンヘラぷりが凄いのと、水原希子にはヴィジュアルイメージがドンピシャだったので愕いた。

今回はエクステンデット版本編(150分)を鑑賞したのだけど、
この映画は長ければ長いほどよくなるかも知れない作品で、
全くもってこちらの方が善かった。

ゆっくりとした時間経過がその時間だけ人物を深く掘り下げるタイプだからだ。

原作云々とファンは比較したがるものだけど、
それ以上にこの作品の持つファンタジックな現実の素晴らしさは傑作と呼ばれるに相応しい作品だと想う。

作中、4人の人物が死ぬが、誰もその死の原因が判らない。
(病死する緑の父親も病名が判らない)

その不気味な死の影に付きまとわられながら、主人公のワタナベは青年期とどう折り合いをつけて行くのか、
心に負った傷が治癒されるまでを描いた物語なのだ。
(完治するわけではないが)

映画としても70年代の神戸から始まり、学生運動やら何やらが描かれる辺りでは、
てっきり日本人の監督だと想ってしまうほど、ちゃんとした昔の日本だったり、
直子が速足で歩きながらワタナベにキズキとの関係を激白するシーンなんかも滅茶苦茶凄い演出だったりする。

そして何より総てが美しい

役者陣もそれぞれに印象を遺している。

たとえば、初音映莉子の静かなる怒りのシーンなんかもそのひとつだし、
松山ケンイチの最後の号泣シーンやなんかも、記憶に深い。

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特典ディスクは何故いつもdvdなのか。

 


と、ひとまずの感想を述べたところで、
ちょっと今回新たなる目線で観ていて気づいたのは、
直子はキズキの死と共にすでに死んでいたのだと感じるようになった。

そう、いわばゾンビみたいな存在で、ワタナベはそのゾンビとずっと闘い続けている。

そして最後に、自ら生き延びる(あるいは生き延びてしまう)、そんな話しだったのではないか、と。
(冗談ではなく本当にそう感じる。勿論、単純にホラー映画という意味ではないが。)


メイキングや、舞台挨拶を観たけど、
(だいたいの映画の特典は無視するが)
意外なシーンがスタジオで撮ってたり、結構面白く観れたのも善かった。

一般的な評価としてはそこそこみたいですけど、
個人的には大名作!と云う感想は変わりません。

最後にビートルズの『ノルウェイの森』がオリジナルで流れるだけでも最高なんだし。(w

多分、またこれからも何度も観るだろう。

 

 

 

 

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ソジィ

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今だからこそ意味を感じる1枚。

サリフ・ケイタのアルバム『ソジィ』を聴く。

1994年のリリースが決まっていながら発売中止となった幻の1枚になりかけた1枚。

アフリカからパリへ移住した移民歌手がフランスの左翼系アーティストの曲を唄うことに排他的なフランスでの抵抗が大きかったようだ。

このアルバムではアフリカンなファンクぽさが消え、サリフらしさと云うよりもタイトル通り"うりふたつ"に寄せたのかも知れない。

ゲンズブールの「さよならを言うために」やアカペラで唄う「リラのワルツ」など、
泣ける選曲が何故か今になって染みて来る。

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2020年6月22日 (月)

汁そばセット[広東小菜と点心 黄老さんちか店]

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大昔は別館牡丹園のあった場所です。

『広東小菜と点心 黄老さんちか店』さんで、「汁そばセット」を食べた。

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なかなか結構な量なんスよ。(1350エン)

何故かお客がお年寄りばかりでしたが、
美味しい店ってのはだいたいそんなもんで。(w

汁そばは勿論のこと美味しかったですが、
あんかけ的な熱さで手こずりました(w

炒飯食べてめちゃ美味しいので、まず他のメニューも間違いない筈です。

お値段高めなイメージでしたけど、
量が結構多くて納得でもあります。

是非ともまた行きたいです。


ウヂュラン評価:★★★

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大分出来て来た阪急三宮駅

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2020年6月21日 (日)

寺山修司イソップ物語

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隠れた名盤

田中星児さんのアルバム『寺山修司イソップ物語』を聴く。

新型コロナ・ウィルスが世界中に広がり始めた3月頃だったと想いますが、
コロナ禍で窮地に陥るフリーランスで働く人々の声に対して「自己責任」だという意見がネットで目立った時期があった。

その云い分としては、自分たちは満員電車で毎日職場に通い、遅くまで残業なんかもさせられ…云々、
それに較べて日頃、そんな想いもせず、自由気ままに働くフリーランスの人たちはリスクはあるかも知れないが、
その分高い報酬を得てるのだから、こんなときの為に貯蓄しておくべきなのだ。

それを我々の税金で助けるなんて我慢ならぬ…と、いったかなり冷たい意見が結構あったように記憶している。

その後、しばらくすると、多くの方が考え方を変えたのか、
そんな意見はほとんど無くなっていった。

この一連の流れを観ていて真っ先に思い浮かんだのが、イソップ寓話の『アリとキリギリス』だった。

せっせと働き続けるアリに対して、ヴァイオリンなんかを弾いて気ままに日々を謳歌するキリギリス。

いろんな改編が加わっていろんなオチがあるかと思うけど、
当時僕が読んだものでは、冬支度するアリを馬鹿にしていたキリギリスの姿と、
冬が過ぎてアリが穴から出て来ると餓死したキリギリスの姿がなんとも悪意に満ちた教訓として描かれてあった。
(確か、アリが助けてやるバージョンもあったかな)

まぁ、大抵はキリギリスが悪として描かれてたりするので、
多くのひとが"フリーランス"と訊いて、イメージを直結して批判に及んだものと思われる。

そこで、この『寺山修司イソップ物語』の話しになるのですが、
童話の新解釈をよく行っていた寺山修司が、
1973年に全ての作詞を担当し、J.A.シーザー、深町純、PANTAらが作曲、頭脳警察が演奏、田中星児が歌ったアルバムになります。

寺山修司が独自の感性で、イソップ童話の暗部を浮き彫りにしたような内容で、どれも興味深いのですが、
最後に『アリとキリギリス』という曲があります。

まさに、先ほど述べたあの話しです。

ただ、寺山の視点は違う、キリギリスの気持ちを歌詞にのせてあるのだ。

食べ物を貰いに来たキリギリスにアリが冷たく云う。

「俺達は働いていたんだ。おまえさんが遊んでいた間にね。」
「夏の間に食べ物を蓄えておかなかったのが悪いのさ」、と。

それに対して、キリギリスはこうつぶやく。

「遊んでいたって?ぼくはみんなのためにうたを唄っていただけなのに。」

そして、キリギリスは死んでしまうのだ。


"秋の終り
おちぶれたバイオリンひきの
キリギリスは死んだ
みんなのために唄をうたってあげた
むくいもなしに"

フリーランスにもいろんな職があると思うけど、
たとえば先日GACKT氏がアーティストの立場としてエンターテインメントの重要さ大切さを訴えていたりもした。

そんな感じで多くの文化がフリーランスの人たちに支えられたりしていると思う。

なのに、この国とメディアは総てが自己責任であるかのようにミスリードしてなかったか?

フリーランスだけではない。

観光業界、飲食業界、興行業界では、多くの中小零細企業が明日をも知れず生活している。

補償も無く、自粛せよ、ではその先は文化の死しかない。


この曲の最後の歌詞はこうだ。


"だから冬には唄がない
だから冬には唄がない…
北風が吹くだけ"


僕たちはキリギリスを助けてあげなければならないのではないか。

それは、そう自分たちのために。

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2020年6月20日 (土)

いなずま少女

Inazumasyohjyo
ユーミンの『稲妻少女』からの影響か?

古賀新一の漫画『いなずま少女』を読む。


1985年にひばり書房のオカルトシリーズとして出版されたものです。

両親が無下に扱って家を出、雷に打たれて死んだ老婆の霊が、
娘である少女を襲い、その血で若返り、入れ替わるという、
一見、心霊モノに観えるが、吸血鬼的な実体あるオカルト系の設定。

偉大なるB級センスが炸裂で、
少女にすり替わった老婆が咳をしたときに入れ歯が飛び出してバレそうになるシーンが特に秀逸だった。

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何で、歯だけ再生されてへんねん!(w

全体的にはちょっとダラっと長引いてしまった感は否めないが、
よくあるホラーものの定番のような内容だった。

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木材が腕になるシーンもいいビジュアル。

ただ、
併録されていた短篇の『恐怖の材木少女』『血、血がほしい!』は2本ともなかなか素晴らしく、
この作者は短篇に向いているような気がした。

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メタモルフォーゼものです。

『恐怖の材木少女』は、祖父の大切にしている庭の木を不気味に想った少女が、
切り倒したところ、身体が木のようになっていくのだが、
そのオチで河で溺れる祖父を木が助けたかったから、というちょっと善い話しだったりする。

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家族で主人公だけ孤児院出身なのも"血"のテーマだからか?

また、『血、血が欲しい!』は、蛇に噛まれた少女(由紀)の足を毒抜きで血を吸い出した少女(英子)が、
血の味を知ってしまい、吸血するようになるという話しで、
これもまたオチがいい。

血を欲する英子に同情し遂に自らの血を差し出す由紀だったが、
その姿に自己の浅ましさを呪った英子が動脈を切って自害。

しかし、血を吸われた由紀が吸血鬼となり、血を求めて彷徨うことになる…といった話しで、
この連鎖が続く感じが善かった。

そんなわけで、大好きな古賀新一の作品をまた(いつか)取り上げて行きたいと想います。(w

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言い過ぎな80年代。

 

 

 

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2020年6月19日 (金)

シネマこんぷれっくす(5)

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ひとりの人間の頭の中で起こっている会話劇って感じが愉しい。

ビリーの漫画『シネマこんぷれっくす』第5巻を読む。

まぁ今回も映画の蘊蓄が満載で…、って感じの学園コメディなんですけど、
主人公のキャラの弱さがどんどん悪化しているのが面白い。

ときどき顔観ても誰か判らないレベルで印象の薄い主役に濃いオタク蘊蓄話しを周囲が繰り広げるというスタイルが成功なのか失敗なのか…。

わりとぎりぎりのところではあります。

正直、このテの漫画はもっとゆっくりと世界が進んでもいい気がするのですが、
この巻で、名物的な存在だった祝先輩が卒業するという展開をみせます。

この先も登場すると想いながらも、ちょっと早いかも…なんて心配したりしなかったり。

個人的にはオタクの蘊蓄話しは鬱陶しがるタイプですが、
漫画ならではの架空の人物たちなので、まぁ、読んでられるかな。

ただ、今回は盲点ともいえる『男はつらいよ』をテーマにした回がなかなか面白かったです。
漫画の設定的にも『男はつらいよ』シリーズを一気観するという"『男はつらいよ』マラソン"なんてのを出して来たのが好い。
…こういうのを待ってたんだよ!!

新海誠をやたら熱弁する回とか、黒澤明のネタ回、韓国映画など、
まだまだイケそうなので、今後はジブリ回とか期待したいところですね。

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スピリット

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特典付きの2枚組がオススメだお。

デペッシュ・モードのアルバム『スピリット』を聴く。

2017年にリリースされたアルバムで、何度か聴いてるけど、
毎度最初から最後まで一度も停止せずに聴いてしまう一枚となった。

デペッシュ・モードはかなり好きなバンドのひとつだけど、
"エレクトリック・ポップ・バンド"と称されるタイプにしては珍しく社会問題を鋭く抉るような歌詞に特に魅力を感じる。

デイヴ・ガーンの唄声も相変わらず独特の色気があって、
かつノスタルジックな(イノセントと呼ぶべきか)世界観が最高に心地好い。

ヴィンテージのリズム・マシンらしき音を遣ってたり、聴き込むとなかなか凝ったサウンド造りになっていたりもする。

まさに我らがアンセム!な傑作!

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2020年6月18日 (木)

エイリアン2

Alien2
こんな安値で観れる時代になったのもとんだSFやで。

ジェームズ・キャメロン監督の映画『エイリアン2』('86年/米)を観る。

かつてはVHSテープとか買ってたくらい好きな作品でしたが、
dvdとかは買っておらず、特に<完全版>っていうのが厭で、そのまま観ることも無かったんですが、
このBlu-rayでは劇場公開版と完全版の両方が収録されておりますので、
ちょいと久しぶりに観てみるか、と。

舞台は2144年で、57年間コールドスリープ状態だったリプリー(シガニー・ウィーバー)がようやっと救出されたところから始まる。

初めて観たときとかは、その57年間の間に殖民惑星LV-426に基地が創られていたのまでは判るけど、
そこの住民が音信普通になって海兵隊員とリプリーがその星へ向かうって話しの流れにはずっと違和感があった。

57年間何もなかったのに急にリプリーが帰還して間もなくその星でエイリアンが人間を襲うとか、ちょっと偶然過ぎではないかと、
感じていたのだ。

けれども、それもこれも実は仕組まれていた、みたいなことが最後の方にちょっと判って来るのが巧いところだったかも。

映画としては前作のホラーから戦争映画(あえてそう呼ぶ)に方向転換したのがやはりこの2の魅力で、
1作目であれだけ手こずったエイリアン(ゼノモーフ)が大量に出て来ただけでそりゃもう驚きですよね。

これから観るような人たちは、これはCGが無かった時代の作品だとしてちゃんと評価してあげて欲しいです。
(※この映画に関わらずCGの以前以降はちゃんと観てげて欲しい)

ただ、勿論面白かったんですけど、
意外とニュート(子供)が、すぐにちょっと普通の子供っぽく振舞ってたりするのは気になったかも。

母性を描いたフェミニズム指向の要素から考えると子供が実の娘ぽく可愛くないと難しかったのかも、ですが。

それにしてもリドリー・スコットの後にキャメロンの映像を観ると、
善くも惡くも大衆向けの映画ではあったかな。

いや、名作ですけど。

 

 

 

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2020年6月17日 (水)

ドームバームクーヘン[GODIVA]

Domebaum
流石にオシャレな箱やし。

『ゴディヴァ』さんの期間限定の『ドームバームクーヘン』を戴きました。

ベルギー産のチョコと発酵バターを練り込んだ絶品のパウムです。

「ショコラ」「あまおう苺」「瀬戸内レモンバニラ」の3種あります。

Domebaum2
4個入り1500エンくらい。

個人的には美味しかったのもその順番かな。

また食べたいかも。

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2020年6月16日 (火)

ストーン・ラブ・イン・リビング・カラー・アット・ジョグリン・シティー

Stonelove
心地好いライヴを体感できる。

『ジョグリン・シティー・コレクションvol.2【ストーン・ラブ・イン・リビング・カラー・アット・ジョグリン・シティー】』を聴く。


1995年に伝説の大阪のレゲエ・クラブ「ジョグリンシティー」とジャマイカの人気サウンド・システム「ストーンラブ」が合体して行なったライヴ盤になります。

暑くなって来たので身体がレゲエを欲したのでしょうか。

ルシアノ、ルッキー・D、ブッカニアなどなど、MCが盛り上げながら次々と流れるのでbgm的に流すのもいい。

ロックのライヴ盤と違ってそういう聴き方が出来るのが不思議といえば不思議かも。

 

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2020年6月15日 (月)

旬の野菜とたっぷりお肉のカレーランチ[菜っぱ]

Nappa20200615
場所もいいのかメニューとか覗く人がめちゃ多かったです。

大丸近くにあります『菜っぱ』(三宮3)さんで、
「旬の野菜とたっぷりお肉のカレーランチ」を食べました。

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野菜がたっぷりにもほどがある!!

主にカウンター席で、
写真撮ったりふざけてマッパになったりするのは難しかったですが、
女性客の多いお店でした。

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写真撮撮り辛くてスマソ。
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野菜そのものが美味いのです。

先に出された野菜スープとかサラダでお野菜を大事にしているのが一口で判りました。

カレーもお野菜たっぷりでめちゃ美味しかったです。

おまけにデザートまで付いてて、満足度もなかなかのもの。

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段取りから味から値段まで完璧。(1000エン)

またまた新発見したオシャレかつ美味しい一店で、また行きたいですね。


ウヂュラン評価:★★★

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2020年6月14日 (日)

ゴーマニズム宣言2nd Season(4)

Gosen2nd4
新たなる扉が開かれる。

小林よしのり氏の漫画『ゴーマニズム宣言2nd Season』第4巻を読む。

「新型コロナ・パニックに踊らされるな!!」の帯が今の時代、本屋さんでもひときわ目立った一冊なので、
初めての読者も掴んだかも知れない。

本書でもまた伊藤詩織氏のレイプ事件について触れているが、
これから更にフェミニズムについて踏み込んでいくことを明言されていたので、
今後の展開を愉しみにしたい。

想えば、女性(女系)天皇の問題にも絡んでいるし、
今後描かれるであろう「韓国論」への布石として、フェミニズムは重要なポイントかも知れない。

あと、タイムリーな話題としても、
千葉麗子、はすみとしこ、花田紀凱らによる伊藤詩織氏へのセカンドレイプについての章もありで、
肌でリアルタイム進行中を感じれました。

コロナとグローバリズムについては少しでしたが、
コロナ・パンデミックの本質を突いていると想います。

ところで、最近、ホリエモンを観ていて感じたのですが、
ホリエモンて、バカにしか語りかけないですよね。

わりとマトモなこと云ってても、その対象は常にバカを相手にしている。

けど、小林よしのりは違う。

昔から、バカは相手にせずに賢いひとへ向けた発言ばかりして来た。

前者が自己承認欲求丸出しのガキなのに対して、
なんと大人なことか。

ある意味全然ゴーマンじゃない気がするけど、
結果を観ればどちらのやり方が正解かが明らかだろう。

そんなことを考えると、ホリエモンの薄っぺらい内容の本より安い値段だと想うとコスパがいいと想う。

是非、漫画好きのホリエモンにも読んで貰いたい一冊(w

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2020年6月13日 (土)

モーツァルト:ピアノ協奏曲第20&24番

Perahia

マレイ・ペライア(ピアノ),イギリス室内管弦楽団のアルバム『モーツァルト:ピアノ協奏曲第20&24番』を聴く。

モーツァルトの協奏曲でも全体の統一感の高さに定評がある20番はモーツァルト自身のカデンツァは残されていないものの、
ベートーヴェンが第1楽章とフィナーレのカデンツァを書いていて、このアルバムの第1楽章でそれが用いられている。

そこにある種の歴史的な合作を感じながら、
ある激しい情調に身をゆだねる。

24番のハ短調のピアノとオーケストラとの比重とか、見事な一体化が美しくも烈しい。

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2020年6月12日 (金)

四月になれば彼女は

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すずの成長の物語。

吉田秋生さんの漫画『海街diary6 四月になれば彼女は』を読む。

すずの母親の親戚との会合、海猫食堂のおばちゃんの遺産のことで、
遺された人たちの気持ちとかそういう面倒臭いものも込みで丁寧に描かれたエピソードが続く。

そして佳乃の恋など新しい恋も幾つかチラホラと。

『地図にない場所』なんて大好きな話しなんかもあって、
すずの進学についての悩みとか、
人の死と生の両面が何層にも折り重なる内容で、
まるで感動のミルフィーユやないか!

こんな薄い本なのに、物凄い厚みがある…。

…とにかく好き!

もう大好きとしか云いようのない作品になって参りました。

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さらりと名シーンがあるからなぁ。

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2020年6月11日 (木)

ジャンゴ 繋がれざる者(2)

Django2
とかく名シーンが満載の大傑作ではあります。

クエンティン・タランティーノ監督の映画『ジャンゴ 繋がれざる者』を観る。

前回2013年9月6日にぶろぐにて感想を述べてから、
何度か観る程好きな作品でありますが、
あえてぶろぐに書くのはまさにアメリカでの白人警官による黒人容疑者への暴行致死事件をきっかけに起こった暴動やデモについて、
ひいては"人種主義"について考える日々となったのがきっかけです。

先週あたりからその辺をチラつかせていたので、
お気づきかと想いますが。

まぁ、それについてはいろいろと考えながら、
かといって未だ解答が出ないわけですが、
少しずつ学んでいけたらと想います。

で、この作品ですが、
奴隷時代の黒人が虐げられる様が惨く、
こういう歴史の繋がりの上での今の暴動があると考えるとほとほと解決できるのかと想ってしまいます。

クェンティンは『イングロリアス・バスターズ』でヒトラーを殺し、
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でチャールズ・マンソン・ファミリーを殺し、
映画の中で歴史を歪曲することで解決して来た経緯があります。

けども、この作品では白人至上主義者であるムッシュ・キャンディー(レオナルド・ディカプリオ)らを、
ジャンゴが皆殺しにすることでしか解決されていない。

それしか方法が無いかのように…。

確かに映画は痛快でやっぱなかなかの傑作だったりしましたが、
僕の考えるような平和的な解決には至らなかった。

それくらいこの人種の問題は難しいのだと想う。

あと、クェンティン作品で黒人の描かれ方が大きく変わったのと、
その時期はもしかしたら凄くいいガス抜きになっていたのではないかというのも少し感じた次第です。

 

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