2012年5月17日 (木)

ブラック・スワン

Img_2661 ナタリー・ポートマン主演の映画『ブラック・スワン』を観た。

日々真面目に、ただひたすらバレエの練習に明け暮れて来た優等生のニナが、

遂に念願の「白鳥の湖」の主役を演じるチャンスを掴む。

だが、当然ライバルは居るし、力量不足もあって悩みが絶えない。

「白鳥の湖」といえば華麗で純真な白鳥だけでなく、魔性の黒鳥も演じなければならず、

大役中の大役。

そのプレッシャーも彼女に重圧を与えるのだった…。

感想としては非常に善く出来た作品だったと想う。

サスペンス要素もすぐに判ったとはいえ上手く小出しにされているし、

何より全く飽きずに最後まで観れたのも善かった。

期待してた様なバレエ界を描いた話でもなかったし、

物語自体もそんなに斬新な気はしなかったものの、

非常に緻密に構成された良質の映画だとは想う。

「あなたの想像は100%覆される」とのコピーはあおり過ぎだと想うが。

さてさて、

問題点は最後にまわすとして、

まずはナタリー・ポートマンがとにかく素晴らしかった。

トレーニングで創り上げられたバレリーナの肉体は勿論のことだが、

わりと地味で暗いけどちょっと華のある主人公を見事に演じていた。

彼女無くしてこの映画は成功しなかっただろうし、

彼女の為にこそこの映画は創られたのだと想うほどだ。

あと、

前半のバレエ団の雰囲気とか練習風景の映像は凄く好きだった。

このバレエ団という密室でどんなドラマが展開されるのか、期待させられた部分だ。

結果的には後半にちょっと白けた展開(失礼!)になったけど、

それだけナタリー・ポートマンの本気振りが前半部分では十分堪能出来たってことです。

物語全体としては、

抑圧された少女期にあるような性への不安だったり嫌悪、

また過保護な母親に対する反抗、

そういう数々のストレスかの如何に逃げ出すのか、または戦うのか、

そう言った少女文学じみた作品だった。

それはそれで善かったし、

面白く観れたのだが、

やはり言っておきたいのは、

CGによる過剰な演出が逆効果だったという点か。

特に黒鳥部分で想いっきりCGで魅せるのだが、

確かにその方が判り易いし、派手な映像なのではあるんだけど、

あそこはやはり演技で魅せて欲しかった

それが出来る女優だと想うし、

それでこそこの映画は傑作になったのだと想う。

後半の色んな幻覚部分も同様で、

判り易い分、映画全体が幼稚に想えた。

以上の様な理由から断言するけど、

もしCGなんて無かった時代にこの映画が創られてたら、

とんでもない名作になっていたことだろう。

実に勿体無いことをしたな、と言うのが正直な感想です。

その辺は御自身でご確認あれ。

ブラックでスマン。



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2012年5月16日 (水)

1Q84 BOOK2

Img_2501  うぢ坊は村上春樹の『1Q84』のBOOK2の文庫を待ち切れず、前日に本屋に寄ってしまったのだったが、多くの期待がそうであるように、ただの空回りに終わった。結局、うぢ坊は翌日の午前中(発売日当日)に店頭に平積みされた前後編の二冊を手に取り、コットンパンツのポケットの中を探り、なけなしの小銭を取り出すと、不細工な-少なくとも彼にはそう思えた-女店員に代金を渡して購入したのだった。

 自宅に戻るとうぢ坊はまるで遠距離恋愛の男女が互いを求めるように荒々しく袋を破り捨て、中身を取り出した。印刷されたてのインクと新鮮な紙の匂いが部屋を一瞬に1Q84年の世界へうぢ坊を引き込もうとしていた。しかし、うぢ坊はその誘惑に抗い、ひたすら冷静になろうとした。そしてヤナーチェックの『シンフォニエッタ』のCDをプレーヤーに載せ、雰囲気を盛り上げて世界が完全に"ここではない世界"へ包まれるのを待った。

それからうぢ坊は一ページずつ、ゆっくりと歩を進めた。彼は好きな本は噛みしめるように読むのが癖のようになっていた。AVなら何度でも同じものを繰り返し愉しめるのだが、本や映画になるとそう何度も繰り返し読んだりはしない。だから一回目に全精力を傾けることにしていた。それは作品を身体に刷り込むための彼なりのこだわりのひとつだった。

最初の数ページばかりを読んで、うぢ坊はBOOK1を記憶から呼び起こした。そうだ、物語は青豆が重要な仕事に向かう場面だった。そしてこれから僕は「1Q84年」の中心部分に触れて行く事になる。そんな彼の前に少し意外でありながらもいつもの村上春樹のシュールな世界観がぐっと星飛雄馬の姉のように姿を現した。それは決して斬新ではなく、概ねステレオタイプな印象を受けるものだったが、それについてはさほど気にならなかった。

しばらくした後、うぢ坊は「2Q12年」に戻りインターネットでこの本のレビューを多く読んだ。おそらく好評価ばかりだと思っていたが、それが彼の単なる勘違いであることが判った。売れた本なので意見は多種幾らでもあるのは了解していたつもりだが、特に彼を驚かせたのは、性描写(表現)についての指摘がやたら目立つことだった。酷い物になると、作者の人格までをも批判しており、目を覆うばかりのレビューであふれていた。確かに少女と性行為に及ぶ場面が出て来るが、物足りないくらい遠慮がちで、過剰な表現を避けたものであり、更に言うと他の場面ではどれも描写そのものを避けているフシすらあっただけに、この反応は一体何なのだろう、首を捻るしかない。「まるで官能小説だ」みたいな批判も持ち上がっていたが、官能小説を読んだことがあるのだろうか?もしあるのならこの程度の表現で目くじらを立てる人など居ないだろう。「中学生の子供に読ませて後悔した」人などは「文部省推薦」などと勝手に間違った自分の鈍臭さを呪うべきだろうし、「途中で読むのをやめました」と言う人は読んでないのにレビューなんか書くなよ、としか思えない。本当にここは2Q12年なのだろうか?ここは何処なのだろう?困惑したうぢ坊が窓から空を見上げると二個の月が見えた。

「ほうほう」とはやし役のリトル・ピープルがはやした。

性描写には問題は無い。おそらくは作中で青豆が「もう少し胸が大きかったら」とか思ったり、17歳の少女の胸の美しさを表現したりする箇所を目にして、胸にコンプレックスを持つ女性読者が過剰に反応しただけだろう。うぢ坊は速度を増す心臓をなだめようと必死に深呼吸を繰り返しながら落ち着こうとしていた。

どうすればいいのだろう?

この先の展開が気になるが、本当に読むべき価値のある小説なのだろうか。時は流れて行く。ほんの数分前には心の中に微塵もなかった考えが脳の大半を占め始めた。そして、彼は考え直した。

BOOK3も読もう、とうぢ坊はあらためて心を定めた。何があろうと、それがどんな内容だろうと、たとえ青豆が枝豆だろうと。

<BOOK2 終り>

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2012年5月15日 (火)

マリオバスケ3ON3

Img_2604 『マリオバスケ3ON3に挑戦した。

任天堂とスクウェアエニックスとの共同開発によるバスケットボールなのだが、

そこはやっぱりガチガチにキメて来たな、という感想。

基本操作は十字キーで移動しながら、

タッチペンでドリブルやパスをこなすというもので、慣れるまではなかなか難しかった。

けど、そこは練習モードをこなしているうちになんとか覚えれるように出来ている。

その親切さは任天堂クオリティ。

実際の試合をはじめてみるとなかなか痛快で、

単純に面白い。

ダンクが決め易くて、

3ポイントが結構難しいのもそのデキの善さって気もする。

普通のバスケと違うのは、

床にある「?」ボックスの上でドリブルするとコインが出たりする点。

集めたコインの数だけシュートを決めた時のポイントが高くなるので、

そういったゲームならではの新しい部分がある。

ディフェンスに回るとその「?」ボックスからは例の亀とか雷、バナナ、などのアイテムが出て、

相手の妨害か出来るようになっている。

その辺はマリオカートと同じだと思っていい。

ただ、ゲームの展開が早くてこのアイテムを十分に活用出来ないのが難点。

二日も遊んでたら全トーナメント終了後のスクウェアキャラの最強チームにもなんとか勝ったけど、

あのチームに勝つにはこのアイテムを遣えるようにならないと無理だと思うよ。

あと、必殺シュートもマスターしないとまず勝てないデス。

一度、上手くなったらわりとヤミツキになる一本です。

バスケゲームの傑作だ思いますよ。

スカーッとする。

うぢ坊課長、挑戦成功デス!!Img_2603



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堂島ロール

堂々たるパクリ。(w

Img_2236

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2012年5月14日 (月)

エビかつセット

Img_2218 モザイクの神戸ブランド亭で『エビかつセット』(週替わりランチ)を喰う。

Img_2202 バジル仕立てのタルタルソースで、

ダルダルな俺の身体も元気になった。

美味しさは勿論だったがお値段もちょっと安かったので満足度が高いメニューだとゆえよう。

こちらの御店はわりといつも量が少なく感じるのだが、

今回はエビかつが4切れもあったしわりとマンポコだった。delicious

ウヂュラン評価:★★

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2012年5月13日 (日)

黒わらび餅

Img_2500 中島大祥堂の『黒わらび餅』を喰う。

腹黒いわしにぴったり…って何でやねんsign03coldsweats02

黒糖使用の黒きな粉付きで、

上品な甘さが美味しい。

そのままでも喰べれるけど、

お皿に移した方がきな粉のバランスが取れるようだ。

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2012年5月 8日 (火)

結果オーライ

Img_2453 私立恵比寿中学『仮契約のシンデレラ[サブカル盤]を聴いた。

平均年齢13.7歳のアイドルグループだ。

なかなかのぶっ壊れようで最近のアイドルとしてはイチオシだ。

ほとんど意味が判らないくらい破壊された歌詞は全盛期のモー娘辺りを継承しているのだが、

それにしても遊びと冒険に満ちた楽曲には感動すら覚える。

"ぶっ壊れた"という表現はちょっと乱暴だったかも知れないな、

もう少し説明すると、

何と言うか、我々の粉々になった青春の断片をコラージュしながら描き出した抽象画の様な、

そういったツボを押さえた邪道なアイドルって感じ。

けど、

明るく元気で勢いのあるところがイイ。

ソコは王道。

今後の活躍に大期待している。

HMVに行ったら売り切れててキレてたのだが、結果的にTSUTAYA特製のアナザージャケ付きをGETできたので善かった。

結果オーライだ。wink



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2012年5月 7日 (月)

フィガロの結婚

Img_2148 GWはゴロゴロしてテレビ観たり読書したりの毎日だったので、

オシャレな街神戸の北野へお出かけしてみた。

うろうろしてるとフィガロとゆう店を発見したので入ってみた。

Img_2170 ピッツァセットのミックスピザ(肉類&野菜類)を選択。

パスタも興味深かったけど、以前、家族が持ち帰ったピノッキオのピザが美味しかったので、

ピノッキオと提携している様なので迷わずこの道を選んだ。

本店とかに行かないと食べれないかと想っていたので嬉しかった。

夜はBARらしいので店内は落ち着いた大人のムードだった。Img_2151

サラダもシコシコしてたしコーヒーも美味。

勿論ピザもサクサクした部分とチーズのトロみがいい感じのバランスで美味しかった。Img_2155 Img_2163

デザートは自家製のパウンドケーキで、

こちらも美味。Img_2179

マンポコで食べきれなかったので、

困っていたら、気配りの効く店員がお持ち帰りの支度までしてくれた。

ある種、喫茶店的な雰囲気も持っているので、

おしゃべりもし易くていい感じの店だった。

ウヂュラン評価:★★★Img_2175

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MYまい泉

大丸神戸店の地下食品街がリニューアルされたので行ってみた。

人が多くて混雑してたけど、

大丸の御客はちゃんとした人が多いので人がぶつかり合うことが無いので好きだ。

これがどっかのDQNが集まるような施設だとガンガンぶつかり合ってうざいはずだ。

やはりそれなりにお金を持っている様な人種でないと周りを気遣う余裕が無いのだと想う。

そんなわけで、

俺だけガンガンぶつかりながらヨダレの垂れそうな美味しそうなお菓子やらなんやらを物色。

ポイントカードも創ったし、

まい泉のヒレかつサンド(Y777)とまい泉特製ミニヒレかつバーガー(Y210)を買った。(むちゃ美味しかった!!)

Img_2180

その後、

菓匠清閑院で玉かんろ(10個入り/Y525)を買った。

迷ってたら親切な店員さんが1個試食させてくれた。

とうもろこしやトマトやかぼちゃ、さつまいも、胡麻など、

果物じゃなくて野菜とかなのがちょっと珍しかったし、また美味しい。

(※本日36個入りは売り切れていた)Img_2181

その後、スーパーみたいなところも寄ったけど、

珍しくて美味しそうな食材がびっしりと並んでいたので、

マヨネーズとかを購入。

これからもちょこちょこ寄りたいと想う。

p.s.麻布かりんとも美味しかったど。wink

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2012年5月 6日 (日)

LIN LIN VILLAGE

Img_2161 ポーアイの国際展示場でアート手造りバザールが開催されていたので、

LIN LIN VILLAGEというとこで可愛いダックスのしおりが売っていたのでGETした。

ふじいまさゆきという人がイラストを描いているみたいだが、

とてもダックスの魅力が判っているので気に入った。

http://www.geocities.jp/linlinvillage/

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2012年4月30日 (月)

シュリンプチーズバーガー

Img_2136 祝日だったのでS.B.DINER-KOBEへお昼を喰べにでかけた。

昼過ぎだったのに店内が暗く、

どうかしたのかと心配してたら、

材料がそろってないらしく、

14時に出なおすことに。。。

今日はシュリンプチーズバーガーに決めた。Img_2127

海老ちゃんがバーガー上部にたっぷりいたのでプチプチっとした歯応えが心地好かった。

お腹一杯でGWが幕を開けた。wink

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2012年4月26日 (木)

エイティセブン・クロッカーズ

Img_2312 二ノ宮知子センセの87CLOCKERS1巻を読んだ。

パソコンのF-1オーバークロックの世界を舞台に繰り広げられるラブコメディだ。

のだめの時にはクラシック、それ以前は農業など、

いつも狭くて珍しい世界を題材に描いて成功してたので、

その次回作はどんなものになるのかと想ってたけど、

まさかこっちに来たか(w

いや、編集もよくこんな題材を見つけたと想う。(w

二ノ宮センセ自身が発見したのかも知れないけど、それにしてもこんな世界に足を踏み入れるなんて相当な自信だ。

のだめとか『天才ファミリーカンパニー』とかでも裏取りがしっかりしていたので、

今回の作品は相当大変だろうと推察するけど、

とことんやれるとこまで描いて貰いたいと想う。

気のせいか話が進むのが遅い気がするけど、

多分、学びながら進めているからだろうな。

この人のものの創り方ってひょっとしたら小林よしのりタイプなのかも。(w

とりあえず、お手並み拝見の第1巻、面白かったデス。

p.s.ドラマ化も可能だろうね、コレなら…。



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2012年4月23日 (月)

ブコディムーロ

Img_1980 モザイクの『ブコディムーロ』ズワイガニとホウレン草のトマトソースパスタを喰う。

イタリアンな店内でパスタを待つ間になんかゴッドファーザーな気分になって来た。

Img_1981

パスタは蟹の殻とか乗せて飾るのではなく、

堂々と蟹の身だけで勝負して来たのはすごく好感が持てた。

Img_2000

デザートの洋ナシのタルトも最初は「誰が用無しじゃ!」とキレかけたけど、

ひと口食べると美味しかったのでこらえた。Img_2023

ウヂュラン評価:★★

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2012年4月22日 (日)

1Q84 BOOK1

Img_2265 うぢ坊は村上春樹の1Q84BOOK1がやっと文庫化されたのを機に本屋で手に取った。彼の部屋はそうして店頭から衝動的に持ち帰られたモノで溢れかえり、読まぬうちに次から次へと上に積み重ねて行くため、収集がつかなくなっていた。そのせいもあって近年ではハードカバーで本を買うのを極力控えていた。控えていたと言うよりもむしろ目に見えない何者かに控えさせられていたと言った方が正確かも知れない。たとえばリトル・ピープルに。

そんなうぢ坊であったが、この作品にはひどくのめり込んだ。昼夜いずれを問わず、暇な時間は-忙しい彼に暇な時間など無いが-すべて読書に充てた。就寝も忘れて読書に没頭したのは1984年以来かも知れない。当時のうぢ坊はまだ小学生から中学生に上がった年代であり、まだちん毛も生えそろっていなかった。だが、部屋は今と較べて物も少なくいくぶん落ち着きがあった。財力の無かった彼はそれこそ同じ本を何度も読み、現実からの逃避を日々試みていた。それはある意味、特別な儀式のようなものであったのかも知れない。

その後、彼は何かに目覚めたかのように読書から離れ始めた。思春期だった彼は他の青年がそうであるように専らエロい事ばかりを考えるようになった。暇さえあれば成熟した女性の裸を脳裏に描き、妄想にふけるようになった。やがてはエロいビデオにも没頭し、情報化の進んだ時代になれば裏ビデオにも没頭し、そして特に成長もしないまま老けて行った。

そんなふうに村上春樹からここ数年離れた読書生活だったが、久しぶりに読んでみて、「正直、面白いな。」と彼は感じた。

「おもしろい」とふかえりなら疑問符無しでそうtweetつぶやいたことだろう。

この小説の何が面白かったのかは彼にはよく判った。

ただ、それをインターネット上で記してしまうと、ネタバレしてしまい、多くの新規読者に迷惑がかかってしまうのではないか、と彼は畏れた。迷惑をかけるならまだしも、抗議を受けたりブログが炎上したら自分のちんちんが小さく縮こまってしまう、それが一番の恐怖だった。だからこそ彼はこうして核心には触れず、妙な文章で適当にブログを埋めてお茶を濁そうと考えたのだ。

まず物語の設定が1984年であること。これが非常に大きくうぢ坊の心を揺さぶったのは事実だ。現代でも10年前でも物語そのものに大きな変化は無かったかも知れない。ただ、携帯電話というものが無かった時代の-あったにせよ現代ほどの普及はしていなかった-、人間同士のコミュニケーションの距離と速度がこの作品には必要だったからだ。

本が本であたった時代、音楽が音楽であった時代、ただそれをいたずらに懐古するわけでもなく物語は物語として存在する。だから登場する人間が人間であると感じるにもそう時間がかからなかった。そこには深く造形された人物像があり、生々しい心の襞までも感じることが出来た。これが文学の力なのだと言わんばかりに。

この小説は青豆という名の女性の章と、天吾という男性の章が交互に別々に進んで行くのだが、次第にそれらが交じり合い、一つの宗教団体へと点を結ぼうとしている。それは彼らのトラウマにも繋がる、重要なセクションなのかも知れなかった。

BOOK1はまだ何かの始まりに過ぎなかった。最後まで謎が謎を生み、疑問が次々に投げかけられたが、うぢ坊は何もその答えを見てはいない。続編にその答えがあるのかはまだ知らないし、今後は村上世界の独特なシュールな展開になるかも知れないが、とにかく続きが読みたくてたまらない。それは乳児が母親の乳房を求めるように純粋な欲望だった。

窓を開けると醜い雨雲に覆われて月の姿はそこには無かった。

ステレオから少音だが壮大に流れるヤナーチェクの『シンフォニエッタ』に目を閉じると、少し空間が捻じれた気がした。

今どの世界に自分が所属しているのか、うぢ坊には自信が持てなくなった。

<BOOK1 終り>

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2012年4月12日 (木)

公論への道

Img_2129

小林よしのりの『本家ゴーマニズム宣言』2を読んだ。

国防から、TPPから、天皇からAKBまで、

各章の合間にイントロ漫画を挟んだりした手の込んだ編集と、

濃く幅広い内容で今回もなかなか脳みそを疲れさせてくれた一冊だ。

今回は八木秀次氏相手に喧嘩してたのが面白かった。

最近はこういういじり方で批判するのはあまり無かったので懐かしい感じもした。

巻末対談の「AKB48こそネ申である。」も興味深く読んだ。

実に面白い指摘だ。

個人的にもAKBは「地域コミュニティー」の再生を体現し、

メジャーに拡大したのち、

それこそ「愛国心の覚醒」の様なある種のグローバルを錯覚していたもので…(w

最近、齢のせいか読む物やなんかに以前よりも偏りが出て来て、

またまた似たような本の紹介になってしまったけど、

ネットのウヨウヨした偏った意見を情報の様に鵜呑みにして小林批判してるよりはマシか。

実際、小林の公論造りを運動と勘違いしてる人とか多いし、そのレベルから訂正すんのも大概しんどいぜよ。

普通に読んでくれたらもう少しマトモに話出来ると想うのだが。。。



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2012年4月11日 (水)

和の心

Img_1032

ショウタニの『庄谷の和の心』を喰う。

意外と一粒が大きくて、

クッキー的な歯応え。

その表面を抹茶でコーティングしたようなお菓子だ。

結構濃厚さも感じる上品な美味しさだった。

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2012年4月10日 (火)

熱情

Img_1922 最近はひたすら『ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ全集第1番~第32番』を聴いている。

演奏はマルコム・ビンズ

197879年の演奏。

10年以上前に一度だけリリースされた彼の『3大ピアノ・ソナタ』を聴いて気に入っていたのだが、

最近になってインターネットで検索してみたところ、

'08年にTOWER RECORDS VINTAGE COLLECTION vol.710枚組として世界初CD化リリースされていたので飛びついた。Img_1943

では何故、ここまで彼の演奏にこだわったのかと言うと、

この演奏がルートヴィヒの時代のフォルテピアノ13を弾きわけたものだからだ。

ルートヴィヒの時代、

それはフォルテピアノの変貌の時代でもあり、

特にこの32のピアノ・ソナタはその影響を多分に受けたものと考えられている。

それをかなり近い形の音で再現されているとなると、

やはり一度は聴いておきたいものではないか。

勿論、他のピアニストによる現代のピアノでの演奏にも素晴らしいものが多いのだが、

このフォルテピアノの音の濁りとか退きはそれらとは別の独特のものがある。

全体を通してアーティキュレーション法を用いているので、

若干、テムポが遅く感じられるものも中にはあるが、

それもこのピアニストによる試行錯誤の成果なのだと確信している。

タワレコも知らぬうちにえらく善い物を発売してくれたものだ。

しかも7500円とかなり御安い。

しかもCDは薄いビニールで保護されているだけなのでケースもかなりコンパクトで保管し易い。

おまけに解説書も意外にも充実していて、参考になった。

感謝する。

この機会にそなたもソナタを聴いてみたら如何だろうか。



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2012年4月 9日 (月)

丸の内DINDON

Img_1809 MINT KOBE『丸の内DINDONエビとほたてのグラタンを喰う。Img_1771 Img_1765

座席数が多く広くてゆっくり出来た。Img_1777

眺めの善いカウンターで下界を見下ろしながら、

グラタンを口に運んだら、アツアツでびっくりしたりした。

パンもふかふかで美味しかった。

Img_1790 デザートはガトーショコラとバニラアイスを選択。

ゆっくりと下界を見下ろしながら口に運んだら、

チンチンに冷たくてびっくりした。

ウヂュラン評価:★★

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2012年4月 8日 (日)

コアラのマーチいちご&ミルクさわやかテイスト[ひなまつり限定]

Img_1401 『コアラのマーチいちご&ミルクさわやかテイスト[ひなまつり限定]を喰う。

いちご&ミルク味もさほど違和感無く美味しかった。

流石はコアラのマーチだ。



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2012年4月 4日 (水)

THE GREAT ESCAPE

Img_1919 少女部族こと少女時代JAPAN FIRST TOUR GIRL'S GENERATION[Blu-ray]を観た。

GIRL'S GENERATIONRe:package Album "GIRL'S GENERATION"The Boys~』『少女時代到来 ~来日記念盤~ New Beginning of Girls' Generation くらいしか持っていない、

ファンとしてはまだペーペーなので、

ブログでは一切通知していなかったわけで、

今回が初めての御紹介となる。Img_0728

まず、

昨今の韓流ブーム(K-POP)について触れておくけど、

国内のエンターテインメントの類が30代~40代にターゲットを絞り過ぎたせいで、

女性ファンらがちょっと懐かしい素朴さを感じる韓国アーティストに流れたのは必然だろう。

ジャニーズも嫌いではないんだろうけど、ちょっと飽きて来た時期だったのかも知れない。

そんな時代の流れの中で、

日本人男性の30代~40代のGENERATION戦略的にストレートに標準を合わせて来たのが少女時代とAKB48だったのだと想う。

アルバム『GIRL'S GENERATION』は確かに素晴らしく、

RUN DEVIL RUN』を町中で聴いた時に「このアイドルは売れる」と即座に確信したほどでのちに調べたら少女時代だったという感じで、納得したのを覚えている。

Mr.TAXI』や『Gee』などプロモも実に軽快で振り付けがオシャレなので、

子供たちがとっつき易かったのも善かった。

AKB48もそれなりに素晴らしいのだが、

秋元康がプロフェッショナルを育てようとしないのが引っかかり、

未だに保留としている。

※ファンがだいぶ育てたと想うけどね。

まぁ、

そんな前置きはさておき、

ジャパンツアーなるライヴをブルーレイで堪能したが、

なかなかクオリティが高くて満足した。

空中を飛んだりするのも善かったが、

曲の合間のMOVIEも映像、内容共に凝っていて、

なかなかの力の入れようだった。

編集が細かくてパフォーマンスを純粋に愉しみたいファンには不評みたいだが、

それも含めて映像、ヴィジュアルでとことん攻めて行くつもりだろう。

韓国リリースの曲も沢山収録されていたし、

楽曲もまだいろいろと手玉がありそうだ。

正直、

Re:パッケージとかは意味判らんが、

フルでニューアルバムを早く出して貰いたい。

今後のアプローチも愉しみニダ。




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2012年4月 3日 (火)

THE LAST LIVE[完全版]

Img_1100 X JAPANTHE LAST LIVE[完全版]を観た。

199712.31の東京ドームでの解散ライヴだ。

当時は解散するバンドなんかに興味がほとんど持てなくて、

まさか16年くらいもしてこのような形で観ることになろうとは想ってなかったけど、

観て善かった。

なんかやっと自分の中で何かが一つに完結した気がしたな。

昔から他の好きなバンドとかも最後手前で必ず興味が無くなってたので、

"最後の姿"なんか知らなかっただけに独特の趣があってこのライヴも感動的だった。

内容的にはリストだけでなく演出面でもほぼ「DAHLIA TOUR FINAL」に似たものだったけど、

今回はHEATHのベースソロなんてのも無かったし、ダレ場は少なくて観易かった。

今想うと前回観たのはかなりグズグズだったのかも。。。

※とはいえ、

アンコール前の30(1AOL)の客席だけの映像は退屈だったけど。。

それにしてもこのライヴはこのバンドの総ての要素が詰まって居て、

最後にして完成した瞬間だったのだと想った。

やっぱJメタルの最高峰だと正直想う。

いやぁ~。

メンバーが去ってから流れる『Tears』と『Unfinished』が泣けるゼ。

とにかく綺麗な女性ファンばっかし映ってたのも善かった。。(グレード高いッ)

p.s.ちなみにYOSHIKIが何叫んでるか途中から全く判らなかったデス…。



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2012年4月 2日 (月)

PLiCO神戸

Img_1716 JR神戸駅のビエントがリニューアルしてPLICO神戸」として今月からOPENした。

御客さんが沢山いて、結構盛り上がっている感じだ。

ブックキヨスクがちょっと小さくなって残念だったけど、

1000円以上購入でボールペンを貰ったりした。

若者向けの雑貨店や、食品類も充実のショッピング街として成功する事を祈る。

プリコカードも創ってみたよ。smile

ところで、

プリコの影響なのか、

イズミヤでは何故かセルフレジが登場。

Img_1754

かねてよりスーパーのレジ係がやってみたかったので、

色々と購入。

バーコードを入れるのが愉しいのでまた買いに行こうと想う。

御飯は久しぶりに「とんとん」海鮮カツ定食を喰う。春休みでモザイクも人が多かったし。Img_1728

蟹の身が少なかった気がしなくもないが…美味しかった。

御飯と御味噌汁も当然おかわり。

んで、コーヒーもセルフで飲み放題なのだが、

喉がかわいてたので2杯も飲んだ。

KALDIでもいつものように無料コーヒー飲んだからたぷんたぷんになった。

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2012年3月29日 (木)

川景色

Img_1554 羽海野チカ3月のライオン』7を読んだ。

まず、ひとこと。

「面白いッ!!

緊張と緩和が絶妙で愉しくもあり、切なくもありでバランス善く読める。

ひなちゃんの件も意外と早く解決したようだし、

次は零の新人戦記念対局!

いよいよ(というか若干早いが)宗谷との対局、とにかく次巻が愉しみだッ!

素晴らしい展開に拍手。



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2012年3月27日 (火)

マスターピース

Img_1552 マドンナMDNAを聴く。

ニッキー・ミナージュとのコラボは先行曲『ギヴ・ミー・オール・ユア・ラヴィン』だけかと想ってたら、

『アイ・ドント・ギヴ・ア』でもコラボレイトしていた。

M.I.A.(マヤ・アルプラガサム)2曲参加していたので両者のファンも必聴でしょう。

それにしても今作もただのダンスポップにとどまらない野心作だった。

今の音を取り入れるのも成功してるし、

ポップだけどクールな仕上がりで、全く脱帽だ。

歌詞も刺激的ッ。

(ビッチって何回言うねん(w)

歌詞カードの写真もセクシーで挑発的だった。

「マスターピース」も善い曲ですね。

i stand in front of a masterpiece.

And,i say"L-U-V madonna!"

p.s.国内盤は18トラック収録で2枚組輸入盤より1曲多いのでオススメ。歌詞・対訳も充実してます。



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オリジナル特大バスタオル

Img_1640marumaru 先週の放送で『人志松本の○○な話』が最終回を迎えたその翌日に、

オリジナル特大バスタオルが届いた。

結構ボリュームがあってふわふわなので、

意外とモノとして満足度が高かった。



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2012年3月26日 (月)

EAU

Img_1680 トアロードのEAUにてふわふわオムライスを喰う。

Img_1683 Img_1688 広広とした座席にふんわりソファーという御洒落な店内。

ウエイターは皆、少女漫画に出て来そうな細身のイケメンばかりなので女性客が多く感じた。

しかもなんせウエイターがよく気がつくので、

何も言わずとも灰皿もすぐ出て来るし、

水の追加も食器の下げも速やかで感じが善かった。

オムライスはふわふわでデミグラスっててこちらも申し分ない美味しさ。

食後はコーシーでゆっくりとくつろげた。Img_1695

のんびりしたい時には非常に快適な店だと想う。

ウヂュラン評価:★★

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2012年3月25日 (日)

点と線のその先

Img_1400BILLY BAT(ビリーバット)(浦沢直樹×長崎尚志)8を読んだ。

7巻の時くらいにめっきり面白くなって来たような感想を書いたけど、

8巻もますます面白いッ。

しかもなんちう読み易さだ。

さらっと読めつつ密度も感じさせる。

漫画の手本のような作品だな。

ケヴィンとジャッキーが遂に出逢い、

"例の巻物"を巡って時空を超えた争奪戦!が今後の展開。

この先どんな"陰謀"が待ち構えているのか、、、

目が離せなくなって来たッ。

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2012年3月24日 (土)

一発勝負と1話完結

Img_1547BAKUMAN。』(大場つぐみ×小畑健)17を読んだ。

最近、この漫画をゆっくり読んでる時が一番愉しい。

七峰透との対決に前半盛り上がってたなぁ~。

新キャラとの対決かと想ってたんだけど、

すぐさまリベンジして来ていたとは。。

そして次はいよいよエイジとの直接対決な予感。

女子キャラの出番が異常に少なくなって来たけど、

少年漫画の邪道バトルがこれだけ盛り上がってりゃそんな暇ないか。(w



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2012年3月23日 (金)

灘の大吟醸酒けーき

Img_1549 ポックの『灘の大吟醸酒けーき』を喰う。

純米大吟醸・瑞兆「沢の鶴」を使用しているらしかったが、

お酒の味はわりと気付かない程度で、

御菓子として素直に愉しめた感じだ。

なかなか美味かた。

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2012年3月21日 (水)

第9地区

Img_1507 こないだ地上波放送されていて面白そうだったので、

そういやブルーレイ持ってたな、と想って『第9地区』を観てみた。

いかにもピーター・ジャクソン製作のSFスリラーって感じで、

グロいシーンが多くあるもののどこかコメディチックなセンスが微笑ましい作品だった。

冒頭からドキュメンタリータッチで描かれていて、

『クローバーフィールド』の再来か!?と胸を躍らせたけど、

途中からはニュース映像っぽくしてたり防犯カメラ映像にしてみたりしているものの、

肝心なシーンはわりと普通の映画カメラ目線で、

若干がっかりした。

…まぁ、ずっと手持ちのカメラで追ってるって設定はこの展開だと無理があるから仕方ないか。。

と、まあ、

軽くストーリーを説明すると、

ある日突然現れた巨大な宇宙船の中には難民ともいうべきエビの姿をした宇宙人が物凄い数乗っていた。

しかし、宇宙船が故障しているので、帰れないので、彼らをまとめて第9地区という地域に住まわせることに。

そんな第9地区の治安の悪化と市民の要望により、彼らの転居を命じられた主人公が、

彼らを追いたてるうちに謎の液体で自身の身体が宇宙人化していく、、、、といった展開。

この前半の差別心丸出しの主人公の姿やなんかはとても風刺的で面白いと想った。

正直、名作の予感がした程だ。

コレはスゴイ作品だゾ、と。

ただ、

半宇宙人化した辺りから、

失速気味で、

「もののけ姫の出来そこない」みたいな話だな、というのが率直な感想。

特に終盤は前半のクールさが無くなり、

音楽を含めてバタ臭い普通の映画に成り果てていた。

とは言え、

リアリティのある映像でこれだけスゴイ銃撃戦を観せられた日にゃ、

文句は御座いません。

ほんとスゴイです。

後半のモビルスーツには燃えました。

ともかく観て善かった一本です。


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